服部未定先生のスマイリー7巻(最新刊)のネタバレ感想を紹介します。
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前巻では心笑会に潜入していた鴨目友司が、ついに恵と笑光と対峙することができました。
恵が友司をこの場所に呼んだ理由とは・・・!?
7巻では笑光の正体も明らかとなります。
スマイリー|7巻ネタバレ
「久しぶりね友司」と鴨目に話しかける恵。
鴨目はあの時のこと、あの事故のことをずっと話したいと思っていましたが、恵は「今さら」と思っていて鴨目の話を聞くつもりもありません。
4日前、鴨目は信者が寝静まった後、突き止めた地下に潜入しました。
魚住が送ってくれた小型カメラをって真っ暗な廊下を歩く鴨目。
ある部屋に入るとそこにはホルマリン漬けにされた、人間の顔の皮が保管されていました。
思わず「まじかよ」と呟いた瞬間、後ろから恵に口を塞がれます。
「ここは監視されている。早く離れなさい。」
小型カメラも盗られ、地下もロクに探れず結局収穫がなかった鴨目ですが、恵に言われた「穴をよく見ていなさい」と言う言葉を頼りに、以前鈴村とやりとりをしていた壁の穴を見ると、穴の中には恵からの手紙がありました。
紙に書かれていたのは4日後の今日この時刻。
立ち入り禁止区域の場所です。
「なぜ俺をここに呼んだ、恵」
そう、恵は鴨目が偽名で入信したことも、鈴村と一緒に教会のことを探っていたことも知っているはず。
なのに鴨目が今まで生き延びられているということは、恵は味方なのだと鴨目は思いました。
そんな鴨目の足下に、恵は小型カメラを投げ与えます。
小型カメラには本部の映像が大体撮れていると。
しかし恵ははっきりと鴨目の味方ではないことを断言します。
鴨目をこの場所に呼んだのは、恵ではなく笑光でした。
半年前、鴨目は心笑会が創られた年の新聞を調べていました。
しかしさすがに昔の記事にも心笑会のことは載っておらず。
鴨目は羽山で住宅全焼の記事が目に入り、火事で亡くなった当時11歳の光一を思い出します。
光一の独特な座り方と、笑光の姿が一致する鴨目。
しかし光一の遺体は出ており、彼のはずがありません。
鴨目は気になって当時全焼した光一の家へと足を運びますが、そこはすでにマンションになっていました。
すると当時仲の良かった友人・増田に偶然声をかけられます。
子供の頃によくドッジボールをしていた公園へ行き、ベンチに座っていた少年の話をする鴨目。
その少年のインパクトは強く、増田もはっきりと覚えていました。
増田は火事の前にも光一と偶然公園で会っていましたが、3年前と全く同じ背丈の光一を見て不気味に感じたことを話します。
その話を聞いた鴨目は、光一が”下垂体性小人症”という仮説をたてます。
出生体重は正常ですが、年齢と共に成長が遅れ、体格は均整が取れているけど身長が伸びず、骨の発達も遅れ骨年齢も伸びにくい。
実年齢より顔つき、声も幼いが知能は正常。
笑光がこの症状であれば説明がつくのです。
詰め寄る鴨目に対し、笑光は自信が柴崎光一であることを認めます。
どうやって火事から生き残ったのか、聞きたいことは沢山ありましたが、恵によって阻まれます。
「友司、あなたには死んでもらわないと困るの」
その頃、魚住は笑愛こと警察庁長官官房審議官・菅原について調べることに。
菅原は権謀術数主義で、現場にいた頃は手柄や出世の為ならどんな手段でも結果を出せばよしとされていました。
賛否はあったものの、結果は出す分カリスマ的存在でした。
そのカリスマ的手腕で、どれだけの心笑会の事件をもみ消したのか。
魚住は菅原の人脈、金の動き、過去、そして家族までも徹底的に探ることに。
現在菅原は妻と二人暮らし。
20年前に結婚し子供はいません。
尾行する中、菅原の妻を見た魚住は驚き、発作を起こします。
なんと菅原愛子というのは偽名で、本名は魚住律子、魚住の母親だったのです。
一方、鴨目は「死ぬ」という恵の言葉に戸惑います。
最初から全て恵の計画の内であり、全て恵の希望の為に必要なことでした。
3年前、唯がまだ事故で亡くなる前です。
仕事を優先する夫・友司に呆れつつも、可愛い娘との3人暮らしは幸せでした。
唯の誕生日にまさか唯が事故で亡くなるなんて。
唯のために生きようと決めていた恵は、その日生きる意味を失ってしまいました。
母親の家で見つけた心笑会のパンフレット、友人・鈴村の誘いを受けて心笑会に足を踏み入れた恵。
当然笑うことなどできなかった恵ですが、その場所で唯を車でひいた本人・谷崎をの写真を目にします。
さらに入会を断ろうとすると、ある信者から追い打ちをかけるように「またあなたの大切な方が傷つくのは見たくないでしょう」と脅されます。
理解が追いつかず困惑する恵ですが、廃人と化した友司にも相談できず、一人で真相を探るために心笑会に入団します。
怪しまれないよう作り笑いをする毎日。
谷崎の情報も手に入らず、恵を脅して来た信者にも会えず、恵は精神的に限界に来ていました。
そんな中、思わぬところで同じ時期に入会した信者・二川たちに本音をこぼしてしまいます。
恵は人一倍嘘に敏感で、二川の本心を隠すための癖に気付いていました。
恵が心笑会を探るために入会したのだと知った二川たちは、恵を信用し自分たちも同じく心笑会を探っていることを打ち明けてくれます。
当然、二人の名前は偽名。
本名は刑事の間宮、そしてジャーナリストの長岡です。
三人は協力し心笑会を探ることになるのですが、心笑会の人間にバレてしまいます。
恵だけが別館に呼び出され、恵を脅して来た男に「本当の家族になって頂きます」と監禁されてしまいます。
心から笑えるまで食事、睡眠を禁じられる恵。
笑光の妻として相応しい人間になるように・・・。
恵が姿を消して3カ月、間宮は恵を救う為に本部への侵入を試みますが、全て筒抜けだったため逆に捕らえられてしまいます。
そして恵が本当の家族になる為の最後の儀式として、恵自ら間宮の顔に火をつけて殺したのです。
恵は「ごめんね、友司、これも計画の内なの」と言い、鴨目の腹部にナイフを突き刺します。
倒れた鴨目は・・・!?
8巻へ続く
スマイリー7巻|感想
今回で笑光は柴崎光一が確定し、少年の姿のままな理由も明らかになりましたね。
恵の空白の時間も語られ、一気に話が繋がりとても面白かったです。
今回も驚きとまさかの展開にドキドキハラハラしました。
恵の計画とは一体なんなのか。
おぞましい気がしてなりませんが、続きがとても楽しみです。
ぜひ漫画の方も無料で読んでみてくださいね。