人気漫画の食糧人類の5巻のネタバレや感想を紹介しています。
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5巻|ネタバレあらすじ
山引の心臓部部に深々と刺さった刃物。
ですが彼をそれをズボっと抜き去ると、まるでなんでも無いかのように「危ないじゃないですかぁ」と言うのでした。
例の事故のときに身体構造が変わっており教授(桐生先生)が刺した場所に心臓は無かったのです。
再びパニックを起こした教授は実験体たちに八つ当たり、それを見かねた透明人間に顔を1/3ほど剥ぎ取られてしまいます。
実験体たちはここぞとばかりに教授にうっぷんを晴らし、あっという間にただの肉塊へと変えられてしまうのでした。
教授を殺した実験体たちに敵意は無く、ナツネに襲い掛かることもありません。
取り合えずの危機は去り、これからどうするか話し合う一同ですがその時!!
”ズン”という衝撃と共に一斉に施設が停電します。
施設内に緊急の放送が流れます。
「私はゆりかご所長の和泉新太郎です。」
そう前置きすると施設内で火災が発生したので落ち着いて避難するように促します。
そして”山崎さおり”という名前に心当たりがある者は署長室に来るように放送されるのでした。
それはナツネの母の名前でした。
すぐに署長室へと向かいます。
しかし、扉を開けた瞬間”ドンッ”と超至近距離でクレー射撃に使うような銃を撃ち込まれるナツネ。
全員が戸惑うなか署長はさらに念入りに、ナツネに弾丸を打ち込みます。
既に顔の原型は無く明らかに死んでいると思われますが止めにクビまで切り飛ばします。
「彼には悪いことをした」
署長は全てを話始めました。
「もうアイツらに気を使うことは無いんだ」
さっきの停電騒ぎは所長が使った電磁パルスが原因でバケモノたちを閉じ込めることに成功した。
そのまま飢え死にさせるためにも、ナツネの存在が懸念となり、犠牲となって貰ったと話します。
署長である彼がこの施設にやってきたのは6歳のころでした。
当時の署長は彼の父です。
施設内の部屋からは度々人が大量に積み込まれたトラックなどが見えましたが父はマネキン工場だと嘘をつきます。
そのまま何事も無く日々は過ぎていき、幸な生活を送っていた新太郎。
ですが成長するにつれ、父や周りの人が嘘をついていることが分かります。
そんなある日、父から明日の夜中に停電が起こるからその隙に施設から逃げ出せと言われます。
当面の生活費と逃走経路を手渡され、新太郎は言われるがまま脱出を図ります。
ですがその途中に施設内の実体を見てしまった新太郎。
その一つが生産棟でした。
そこで彼はナツネの母である山崎さおりと出会います。
当時16歳だった少年にはナツネが素肌に一枚だけ羽織る胸がはだけた衣服は魅力的に見え、言われるがまま牢屋の施錠を解除してしまいます。
扉があいた瞬間、さおりは逃走し、その責任として大粛清が行われます。
バケモノから定時された生贄は300人。
当時の職員の実に半分です。
新太郎の父は自分の息子が選ばれたことが分かると自分の番号と入れ替え身代わりになります。
モニターに映し出される惨劇。
新太郎はその時思ったのです。
”コイツら殺さなきゃ・・・”
その悲願を達成するためだけに彼は生きてきたのです。
そしてその目論見通り、閉じ込められたバケモノたちは共食いを始めました。
このまま全滅するまで閉じ込め続ける。
やっとこの地獄から解放される。
そう思ったその時、今までもっとも信頼していた副所長の花島さんに刺されてしまうのでした・・・6巻へ続く