創世のタイガ7巻ネタバレ

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創世のタイガ|55話から63話

攫われた女を救うべく、森の中を進む一向。

しかし追いついた先に居たのはただの囮でごく少人数の者たちだけでした。

女たちは今頃やつらのテリトリーである北にたどり着いている頃だと言われ、状況を考えるに指揮をしている者がいることは明かでした。

半数は村の警備に戻り、追撃するのはたったの20人ほど。

女たちは移動の道中も慰み者にされてしまいます。

それだけなら命の危険は無いかと思われましたが、今はそうでは無いらしく。

血が混ざるのを酷く嫌うようになったネアンはいずれ女だけでなく、産ませた子供まで殺すと言います。

敵側のリーダーが言うには王はこの大地の色付き(ホモサピ)をすべて滅ぼすつもりのようで、かなり危険な思想の持ち主のようです。

何とか、敵に追いついたタイガでしたが、敵の数は5倍も居ます。

日中なら何人か狩りに出かけてたものの、それでも70人はいます。

それでも逃げる訳にはいかず、投げやりで極力数を減らし、残りは突撃します。

知恵を与えたことでネアンを押せるまで戦力を上げた味方でしたが、敵のリーダーが合図を送ると、ネアンたちはまるで訓練された軍隊のように二手に分かれます。

この時代には存在しえない戦術を使われ一気に形勢が逆転します。

それでもなナクムを筆頭に一点突破し、タイガの無双もあり女たちを解放することが出来ます。

味方の数も減ってしまいましたが敵も残りわずか。

勝利は目前かに見えたその時、後ろの方でのろしが上がっていることに気が付きます。

程なくして、狩りに出ていた者たちが帰ってきて、敵は息を吹き返すのでした。

満身創痍の状態に追い打ちをかけるかのように、敵は戦術を繰りだしてきます。

これ以上の犠牲はマズイと判断し、槍投げ部隊を出し攻撃し始めたのです。

その効果は絶大で、残っていた戦士たちも大多数が負傷します。

ですがその時”ふおおおおおおおお”という叫び声と共に一頭のマンモスが現れます。

「アフリカか!!!」

タイガのピンチを感じ取ったらしく、やってきたアフリカは彼を背に乗せ、敵に突撃します。

敵が怯んだ隙にナクムらも追撃し、圧倒的な戦力で敵を壊滅させたのでした。

戦いは勝利に終わったものの、喜んでばかりいられないのも事実です。

明らかに指導者がいると見れる統率力はいずれアフリカを倒すことも出来るでしょう。

捕虜からは神や王と言った言葉も言っており、明らかにタイガたちが知っている歴史とはズレが生じています。

生き延びるには敵と戦わなければならない。

ナクムと共に闘うことを誓うタイガ。

その為にはホモサピ達をまとめる王が必要となります。

「王は君だナクム!俺たちは王になる男を助けるために来たんだ!」

自分たちのタイムリープの意味をそう捕らえたタイガ。

更にこのままでは戦力的に心もとない、と製鉄作業に取り掛かります。

村人総出でそれに取り組み作り上げたのは斧1本、剣2本、矛1本。

それらが村人の前でお披露目されます。

容易された鹿肉をいともたやすく両断するタイガ。

遥かな時を超えて手に入れた製鉄技術。果たしてこの武器はタイガたちに勝利をもたらしてくれるのでしょうか!?

8巻に続く

創世のタイガ7巻の感想

森さんの作品は昔からよく好きで読んでるのですが、創世のタイガも面白いですね。

タイムリープで過去無双は見てるだけでワクワクして胸が躍ります。

他の作品にも言えますがエロとバイオレンスが散りばめられているのもリアリティがあって好きです。

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