午前0時、キスしに来てよ9巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
前回、日奈々はあーちゃんとタッグを組んで水族館で充希とのスキャンダル風写真を撮る作戦を実行。
結局写真は撮れませんでしたが、そこに楓が現れて隠し持っていた充希の恥ずかしい写真たちを見せつけます。
また日奈々を巻き込んだらこの写真を世間に出すと脅して、充希を撃退することに成功しました。
そして水族館から帰ろうとしていたら、あーちゃんが楓を呼び出して・・・!?
ここから9巻のネタバレです!
30話|あなたなら
「過去に囚われてる日奈々が心配なんです。力になってもらえませんか?」
楓とあーちゃんは楓のマンションのジム用大浴場へ移動。
そしてそこであーちゃんは日奈々の過去を打ち明けます。
あーちゃんと日奈々が出会ったのは小1の時でした。
隣の席になったのがきっかけで、近所に住んでいることもあり一気に仲良くなりました。
昔の日奈々は今と性格が違い、ドジで能天気で頭もよくはありませんでした。
しかし一つだけ秀でてることがありました。
それはピアノです。
親が昔習ってたので自分もと思ったことがきっかけですが、日奈々の母親もすごく喜んでいて見るからに自慢の娘という感じでした。
そんな感じで平穏に生活をしていた日奈々ですが、小5の時あることが起きました。
みんなでかくれんぼをしていた時、倉庫に隠れる日奈々の様子がおかしいことに気づきます。
暗くて狭い密室を極端に怖がっていたのです。
おぼろげだった2、3歳の頃の記憶が蘇ったのです。
自分は本当はもらわれっ子で、ホントの親にはよく押し入れに閉じ込められてたことを。
それから日奈々は変わりました。
ドジで能天気だった性格から一変し、暇さえあれば勉強をするようになったのです。
「もうヘラヘラしてられないから。まずは賢くなる。」
そんな時、日奈々に妹(すず)ができました。
「私に妹ができるんだよ。だからしっかり者のお姉ちゃんになりたいの。」
あーちゃんは、日奈々のその笑顔は本物なのか?と最初は複雑でした。
だけど妹のことは本当に嬉しそうだったので見守ることにしたんです。
それにピアノだけは変わらず大事にしていたので、好きなことを続けられるならいいかと安心していました。
中学に上がりすずが生まれ、日奈々は家族の時間の邪魔をしないように、ピアノのレッスンまでの時間は図書室で勉強し時間を過ごしていました。
しかしある日、日奈々はおばあちゃんにピアノを辞めるように言われてしまったのです。
「私ピアノやめる・・・お金がかかるからって。成功するとは限らないし、それにお父さんお店新しくしたばかりで経営不安定だから。だからすずの将来のためにって・・・。」
しばらくし日奈々は仕方ないと飲み込んでいました。
言ってることはもっともだし、おばあちゃんも申し訳なさそうにしていたからと。
あーちゃんは、あれ以来自分の気持ちを言わなくなった日奈々をずっと心配していました。
何度か聞いたのですが、あーちゃんには「大丈夫だよ」と笑うばかりなのです。
「でもあなたなら何か変えられるかもしれないから。」
あーちゃんから日奈々の過去を聞いた楓は、さっそく日奈々の母親に会いに行きます。
31話|紳士でいたかったんだけど
日奈々は楓の突然の訪問に驚きます。
母と2人で話しがしたいと言うので、不安に感じつつも日奈々はすずを連れ母と楓を2人きりに。
もともと挨拶に行くべきだと思っていた楓。
話を聞いてどんな家庭で過ごしてるのか気になるのもあったのです。
楓はまず母に送られてきた写真についての誤解を解きます。
そして母からの質問に対し紳士に答え、真面目なところをアピール。
悪いイメージを払拭することができ、母は2人の交際を認めてくれます。
そして楓からも一つ質問をします。
「実は日奈々が本当の子じゃないって聞いてます。すごく不躾な言葉になってしまいますが、日奈々のこと親としてどう思ってますか?」
母と話がすみ、次は日奈々に「過去を聞いた」ことを話します。
「日奈々、本当は今もピアノが好きだよね。」
「君がピアノをやめた理由をお母さんはちゃんと知ってるの?」
日奈々は諦めたと嘘の理由をつき、本当の理由は話していませんでした。
母は不思議に思い「もし気を遣っているなら気にせず続けてもいい」と言ってくれました。
だけど、日奈々は小6の時、母とおばあちゃんの会話を聞いてしまったのです。
「やっぱり私は正直複雑な気持ちだわ。頑張っても子供ができづらくて悩んで養子をとることにして、でもその途端に妊娠しちゃったんですもの。」
「これから後悔しないでやっていけそう?」
そのおばあちゃんの言葉に母は「今さらそんなこと聞かないで」と言っていたのです。
日奈々はそれ以来、母の言葉が本当の気持ちかどうか分からなくなってしまったのです。
「わがままを言って面倒だと思われたくない・・・っ。」
でもそれでは日奈々はずっと母を疑っていくことになってしまいます。
それもよくはないと分かっていました。
楓は以前自分が日奈々にしてもらったように手を添えます。
「これは君の気持ちの問題だから直接的には助けてあげられない。」
「それで考えたんだけど、オレも怖いことに勇気をもってみようと思う。」
楓はFunny boneと仲直りすることを宣言します。
そしてそれを見て日奈々も頑張ってみようと思って貰えたら、と思ったのです。
日奈々は楓の気持ちが嬉しくてうるうる。
そして帰りのエレベーターで母が交際を認めてくれたことを知り、嬉しくて思わず楓に抱きつきます。
今日は紳士でいようと思っていた楓ですが、日奈々に抱きつかれスイッチが入ってしまいます。
しかしエレベーターに人が乗ってきたのでお預け。
日奈々はエレベータの中で家族とのことを前向きに考えることを決意します。
32話|もう止めない
もうすぐ楓の誕生日。
(家族とのこと前向きになれるように色々してもらったから精一杯お祝いしたいなー)
プレゼントを考えていると、楓から一泊の温泉旅行に誘われます。
母からの許可も下り、茂ちゃんも一緒ですが、初めての旅行を楽しみます。
途中、茂ちゃんに柊から電話があり2人きりに。
なんと柊は茂ちゃんのことを好きになったらしいのです。
「元恋人としては複雑ですよね」と言う日奈々ですが、楓はそうでもありませんでした。
「今はそれに増した感情があるっていうか、誰かを幸せにしたいと思ったのは日奈々が初めてだな。」
夜、お酒の飲みすぎで寝てしまった茂ちゃんを横目に、日奈々は楓を個室の温泉に誘います。
そして今夜の日奈々は積極的。
「こっ今夜はこちらで一緒に寝ませんか?」
勇気を出して誘った日奈々ですが、楓には「まだ早いよ」と言われてしまいます。
「俺だってそうしたいと思ってるよ。でも認めてもらったばっかだしそれに君だってまだ準備が・・・」
気遣う楓ですが、日奈々はすでに心の準備ならできていました。
「今日一緒にいて思ったんです。どうしようって。もっともっと好きになってるって。」
「綾瀬さんのこと大好きなの止められなくて困ってます。」
日奈々の言葉にタガが外れる楓。
日奈々を抱きかかえそのままベッドへ。
「君は俺を殺す気?もう止めない。」
そしていざというタイミングで、茂ちゃんが目を覚ましてしまいます。
結局進展はしませんでしたが、思い出に残る誕生日となったのでした。
帰りの車の中で、楓は茂ちゃんから東京ファッションパーティーの出演依頼がきたことを話します。
そのイベントにはFunny boneも出演するそう。
楓に気遣う茂ちゃんですが、楓は即答で出演する意思を伝えます。
一方、Funny boneメンバーも楓との共演に気づき・・・?
33話|別世界の人みたい
インフルエンザで休んでいたあーちゃんに今日ようやくお礼が言えた日奈々。
「おかげで家族とのこと前向きに考えられそうだよ。ありがとうね!」
「オレはずっと日奈々の人生特等席で見てきたから。だからこれからも何かあれば一番の支えになるしこの席は誰にも譲らない。」
今週末、いよいよ楓とFunnyboneが共演するイベントが行われます。
仲直りしてくれるのは喜ばしいことですが、日奈々はとても心配していました。
そんな中、柊に誘われてイベントに行けるように。
ファッションイベント当日。
楓の登場に黄色い大歓声が飛び交う中、楓は宣言通り日奈々を見つけてくれました。
次の出番までの待機中、楓は充希にメンバーみんなと話がしたいと呼び出します。
その頃、日奈々はトイレにいました。
(それにしてもさっきは嬉しかったなぁ)
(って綾瀬さんを見守る精神で来てるんだから楽しみすぎちゃダメだよ)
(もう話しかけたのかな?)
(裏では今どうなってるんだろう)
トイレから戻る時、偶然スタッフ通用口を見つけた日奈々は、「うまくいきますように」と念をおくっていました。
席に戻ろうとするとあやみにはちあわせます。
さらに他のメンバーや充希まで。
日奈々はFunnyboneの控室まで連れていかれ、楓が何を考えているのか吐けと脅されて・・・!?
10巻に続く
感想
ついに今巻で日奈々の過去が明らかになりました。
子供ながらにずっと気を遣っていたのですね。
あーちゃん、ライバルの楓に教えちゃったら不利なの分かってるのに、一番に日奈々のこと考えてていい男だなぁ。
母親に交際も認めてもらえたし、温泉旅行でもいちゃいちゃいっぱい!
帯に書いてあった「甘さ増量」は本当でした♪次巻も楽しみです!
漫画を読みたい方は、無料で読む方法を参考にしてくださいね♪