あせとせっけん2巻のネタバレ感想と、漫画を全巻無料で読む方法を紹介しています。
※漫画を無料で読む方法は、下の記事で説明しているので参考にしてくださいね♪
汗っかきがコンプレックスのOL・八重島麻子は、同じ会社に勤める超絶嗅覚の持ち主・名取香太郎と付き合い始めたばかり。
匂いを嗅がれるたびに緊張してしまうものの、めちゃくちゃ優しく彼女として大切にされて、ちょっとずつコンプレックスと自信のなさを克服中!
しかしそんな矢先、名取の部署の後輩女子・こりすが現れて・・・!?
では2巻のネタバレです♪
9話|ゆずったりなんてしたくない
一瀬こりすと名取の間に”何か”を感じてそわそわする麻子。
こりすの出した領収書を一緒に確認している時、出てくるのは名取の名前ばかり。
ついどういう関係なのか聞いてしまいます。
こりすにとって名取は部署で一番お世話になっている先輩でした。
ただ先輩後輩だと聞き麻子はホッと一安心。
ギフト用限定生産ハンドソープ「てのひらに野バラを」の誕生秘話で2人はすっかり盛り上がります。
名取の仕事熱心でこだわりや探求心が強い所を見習いたいし素敵だと話すこりすと、それを”名取らしい”と呟く麻子。
麻子のその一言からこりすは、麻子と名取の関係を怪しむようになります。
一方、冷静になればなるほど麻子の憶測は確信に近づきます。
(あの表情・・・やっぱり一瀬さんは名取さんに恋をしているのでは・・・?)
(もし彼女が本当に恋をしていて名取さんにアプローチをしたら・・・このままじゃ私負けちゃうんじゃないかな)
今まで何に対しても人に譲ってきた麻子。
だけど名取だけは譲りたくないと思っていました。
名取と食事をした帰り、酔っていたのもあり麻子は積極的に名取をホテルに誘います。
10話|少しずつ変わって・・・
自分から誘ったものの、緊張気味の麻子。
毎回のことながらシャワーを浴びたいとお願いするのですが、名取は浴びさせてくれません。
「せっかくこんなにいい匂いになってるのにもったいないでしょ。こういう時だけの甘い匂い。」
その匂いは、麻子が幸せを感じている時の匂いにも似ていました。
翌朝、早い時間にホテルを出る2人。
冷静になってみるとここは会社の隣駅。
会社の人と遭遇する可能性も高いのに、名取と朝帰りなんて昨日までの麻子じゃとても考えられません。
駅で別れる時、麻子は名残惜しくて自分からキスをします。
今までの麻子ならホテルに誘うこともキスもきっとできないでしょう。
だけど昨日、こりすに会って麻子の中で確実に変化があったのです。
(少しずつ変わっていつかなれるといいな)
(名取さんの隣にいても恥ずかしくない素敵な女の子に)
11話|名取、暴かれる秘密
社員旅行にやってきた麻子たち。
名取とは相談の末、旅行中は各々好きに過そうということになりました。
そんな中、社員旅行恒例である部署対抗温泉卓球大会が始まります。
各部署代表が2人選出されるのですが、麻子たち経理部の最初の相手は、名取たち商品開発部でした。
代表に選ばれる名取ですが、とても嫌がり逃げ回っています。
完璧超人の名取ですが、実はめちゃくちゃ運動音痴だったのです。
名取の意外な一面を知って笑顔になる麻子。
(ああ私まだまだ全然知らないな)
(もっと話して沢山知りたい、名取さんのこと)
一方、2人の仲を怪しんでいるこりすは、2人の関係を探ろうと、あえて麻子を名取に紹介します。
「こちら経理部の八重島麻子さん!うちのせっけんも使ってくれててとっても優しい方なんです!」
12話|少年・名取香太郎
こういう場合の対応はまだ相談していない2人。
戸惑う2人ですが、先に名取が口を開きます。
「はじめまして、商品開発部プランナーの名取香太郎です!」
2人は初対面というていで挨拶を交わし話しをします。
(不思議な感覚・・・こういう社交の場での名取さんってこんな感じなんだ)
(一瀬さんとはやっぱり仲が良さそう・・・)
麻子は少し自信がなくなってしまいます。
一方、2人を突き合わせたものの何も収穫がなかったこりす。
しかしやはり2人の関係に疑念が残ります。
夜23時頃、麻子は名取に会いたくて会社の人が来ないであろう別館に呼び出します。
名取は同僚とバーで飲んでいたようでフラフラ状態でした。
酔っ払っている名取は、麻子に抱きつき甘えてきます。
「違う石鹸の匂いがする。俺の石鹸以外の匂いがするのはなんか嫌です。」
運動音痴だったり、酔って少し子供っぽくなったり、初めて見る名取がいっぱいで嬉しい麻子。
子供の頃の話を聞くと、名取は話してくれます。
名取の実家は茶園を営んでいました。
家の手伝いをしながら父親に茶葉の色んな知識を教わって、母親が草花が好きだったので、自分でガーデニングをしたり。
妹を産んで視力を失った母が、名取の育てた花や庭で笑顔になってくれることが心底嬉しかったのです。
「麻子さん・・・俺、最初のランチで言ってくれた言葉、今でも覚えてるんです。コンプレックスがあるけど俺の石鹸で心が安らぐって・・・。」
名取はそのまま眠ってしまいました。
麻子が揺らしても起きず、かといってとてもじゃないけど麻子の力では名取を運べません。
困っていると、後ろから誰かに声をかけられます。
「ん?そこにいるのは名取くん・・・?」
13話|男として
ついに会社の人にバレてしまった麻子。
しかしバレたのは麻子の上司である大蔵部長でした。
大蔵部長は空気を察してくれ名取を抱きかかえ運んでくれます。
「大丈夫よ、誰にも言わないから。」
初めて人に知られてしまいましたが、この人なら信用できます。
(この人が上司で本当に良かった・・・)
その後、社員旅行は何事もなく楽しく終わりました。
翌日、名取が風邪で休んでいると知る麻子。
心配した麻子がお見舞いに行くと、覇気がなく弱っている名取がいました。
不謹慎ながらまた名取のはじめてが見れたと少し嬉しい麻子。
名取は社員旅行でのことや、今日の看病のことも含めちゃんとお礼がしたいと麻子に言います。
麻子は恥ずかしがりながら、こりすにしていたように頭をポンポンしたり、突っ込んで欲しいとお願いします。
麻子に嫌な思いをさせていると気づいた名取は反省します。
麻子は「自分に気を遣って2人の仲がギクシャクするのは申し訳ないから無理にやめないで」と言うのですが、それでは名取は納得できません。
「麻子さんがいるんだ。男としてちゃんとしなきゃ。」
そして麻子の希望通り、頭ぽんぽんとツッコミをするのでした。
14話|家族
8月半ば、麻子は千葉の実家に帰省します。
千葉について待ち合わせていた母親とスーパーへ買い物に。
麻子が社会に出て実感したことの一つは、母が料理上手だったんだなということ。
凝ったことや高級な食材を使ったりしないのに、さっと出てくる料理がいつもおいしかったのです。
実家に帰ると飼い猫のまろ助が出迎えてくれます。
先にシャワーを浴びて母が料理をする姿をじっとみつめる麻子。
母はそんな麻子の様子に「まさか彼氏でもできたの?」と冗談交じりで話します。
母には報告しようと思っていたので「うん」と頷く麻子。
名取のことを本当に嬉しそうに話す麻子を見て母も喜びます。
すると麻子の弟・桂太が帰ってきました。
勘が鋭い桂太はすぐに麻子に彼氏ができたことに気が付きます。
父も帰り4人で食事を済ませ、定番の麻雀をすることに。
いつもは参加しない母も今日は珍しく参加してきます。
母は麻子に彼氏ができたと知り「もしかしたらこれが4人でやる最後かも」としんみりしてしまったのです。
麻子ももう26歳、いつお嫁にいってもおかしくありません。
「麻子が紹介したいって気持ちになったらいつでも連れて来て?私は会えるの楽しみにしてるわ名取くん。」
15話|名取とかいう奴
東京に戻り麻子は名取の家へ。
名取が風邪で寝込んだ日の後、部屋の合鍵を貰い、お互い予定が合う週末は名取の家で過ごすことが多くなりました。
実家でのことを報告し、母が「いつか会いたい」と言っていたのを伝える麻子。
本当は桂太にも話しておきたかったのですが、話そうとした時、なにかを察したのか「やだ」と断られてしまったのです。
弟を名取に紹介したい麻子は、桂太が働いている都内のレストランに名取と行くことに。
わくわくの麻子に対し、桂太はメラメラとシスコン魂を燃やしていました。
「首を洗って待ってろよ。名取とかいう奴。姉ちゃんにふさわしい男かどうか俺が見極めてやる!」
16話|初対面
今日は桂太のレストランへ名取と食事に行く日。
麻子はいつもより少しオシャレをして出勤します。
本人はギリギリ普通のつもりだったのに、、周りにはなにかあることがバレバレでした。
仕事終わり、名取も麻子の可愛さにやられてしまいます。
お店につき早速桂太が出迎えてくれるのですが、表向きは歓迎してくれても内心は対抗心を燃やしています。
(予想以上にすげぇモテオーラだ)
(名取とかいう奴・・・!)
(俺はあんたをチヤホヤしないぜ!)
桂太はわざと名取にイタリア語のメニューを渡し恥をかかそうとします。
しかし名取は仕事の都合でイタリア語も読めたのです。
仕掛けたつもりが逆に名取のポイントを稼ぐことになってしまいました。
ですが桂太はまだ名取を認めません。
自分の料理でぎゃふんと言わせるのも一つの手だと思っていました。
(スカしていられるのも今のうちだ、ナンパ野郎)
(吠え面かかしてその化けの皮を引っぺがしてやる・・・)
17話|3人の欲しいもの
桂太の料理はおいしく名取も気に入った様子。
それが我が事のように嬉しい麻子。
「桂太は昔から手先が器用で手際もいいんですよ。すぐなんでも私よりうまくなっちゃって、羨ましいなぁ・・・。」
名取にも一個羨ましいと思うところがありました。
それは”タメ口”です。
ぶっちゃけ麻子の敬語も捨て難いものがあるので、敬語に関してはおいおいでもいいかなと思うのですが、今日はもう一個ぐっとすることがありました。
それは麻子が桂太に紹介するときに言った「香太郎さん」という呼び方です。
思えば麻子はまだ名取の事を名前でちゃんと呼べていません。
「いつかちゃんと2人きりの時とかに聞けたら嬉しいなーなんて。桂太くんは弟だけど俺も恋人だし・・・。」
2人のしっとりとした空気を感じ、キッチンで料理をしていた桂太はもどかしい気持ちに。
(一体なんの話してんだよクソ!)
(ずいぶん柔らかく笑ってるけどそれはちゃんと本物か・・・?)
桂太オリジナルメニューのスープペペロンチーノが完成し2人のテーブルに運びます。
最後に”パンで”と桂太は言いますが、麻子はすでにお腹いっぱいで丸々一個バケットを食べられそうにありません。
悩んでいると名取が「俺のバケット半分いります?」と聞いてくれます。
「名取さんのを半分・・・分けて欲しいです。」
麻子のこの言葉を聞いた桂太は驚きます。
そして麻子が御手洗で席を立った時、名取に近づき本当のことを打ち明けます。
「正直言うと今日俺はあんたを値踏みしてました。今の時点でも俺はあんたのことはよく分からない。だから一つ聞いておきたい。姉ちゃんはいつも物をねだるか?」
麻子はいじめられたいたこともあり昔からあまり我を出しませんでした。
おやつもおもちゃも順番も権利も自分の欲しいものを主張する様を、桂太は見たことがありません。
だけど今日、そんな麻子がちゃんと”欲しい”と言ったのです。
たった半切れのパンですが、名取に・・・。
「姉ちゃんは変わった。あんたが変えたんだろ。だったらこれがどんだけ姉ちゃんにとってでかいことかあんたには自覚していて欲しい。」
食事の帰り道、麻子は名取にお礼を言います。
「今日は一緒に弟のご飯を食べてくれてありがとうございました。香太郎さん・・・!」
「めちゃくちゃ嬉しいけど・・・どうして俺の欲求ばっかり叶えちゃうんですか・・・もっと麻子さんも欲しがって下さい・・・!」
だけど名取に喜んでもらえることが麻子の欲求でもありました。
言葉は重ねるほど安くなる。
そんなことは百も承知の名取ですが、今はもう「大事にします」としか言葉にできないのでした。
3巻へ続く
感想
キュンとしたりホロリとしたり2巻も面白かったです!
自分に自信が持てない麻子さんが、少しずつだけど名取さんの為に可愛くなりたいとか、気持ちを伝えたいとか、頑張っている姿がたまらなく可愛いです!
大蔵部長の見せ場もあり、人柄の良さにもっと大好きになりました。まさに理想の上司です。
後半では麻子の家族、主に弟くんが登場するのですが、姉弟揃ってかわいい。
お姉ちゃん大好きキャラがとても微笑ましかったです。
漫画をまだ読んでいない人は、無料で読む方法を参考にして漫画も読んでみて下さいね(*^▽^*)