蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~8巻無料

蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~8巻(最終巻)の結末ネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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翠とお白銀はいつしか定めを越え、添い遂げたいと願うようになりました。
しかし想いを貫くことは「務めを終えた花嫁は人の世に還す」という約定を違えることになってしまいます。

その代償は計り知れず、世の中に大きな混乱をもたらすと知らされて・・・!?

付喪神との恋の結末は・・・!?

では最終巻のネタバレです!

35話|天地

翠はとても怖くて不安でした。

白銀を諦めないと決めた時に覚悟はしていたはずなのに、どんな代償を払うことになるか分からないことも、白銀にどんな重荷を背負わせてしまうかも、自分が背負うことになるものも、もしかしたら背負いきれないかもしれないことも。

「白銀さんの妻でいたい。でもそれが村の人たちや遠い先の誰かや、白銀さんから奪ってしまうものがあるなら・・・。」

翠の葛藤は白銀も経た想いでした。

「俺もおまえもわかっているはずだ。互いが本当に求めているものが何か、本当に怖いのは何か。」

本当に怖いのは奪うことに怯えて約定に抗うことを諦めてしまいそうなことでした。

そんな自分の脆さで白銀を失ってしまいそうで・・・。

同じく白銀も翠を失うことが一番恐ろしいと思っています。

「俺もおまえもこの腕の中にあるものは決して放さぬよ。手放せぬとわかっている。約定に抗おうとも。」

怖がる必要なんてないのです。

この手を放す事なんかできないのだから。

しかし人の世が失う花嫁の存在は埋めがたく、白銀が花嫁を手放すまいと強く思うほど、白銀の言霊は花嫁を人の世に還す約定が生んだ”流れ”を歪ませます。

その時、あるじどの(白銀のかつての持ち主)が出て来て白銀に向け弓をひきます。

「そなたらは歪み。もはや妻夫でいることあたわず。在りて離れ難きならば大弓よ、そなたが往ね!」

白銀を庇い矢に刺されてしまう翠。

翠は白銀に代わりその命を失い、神々によりその魂を黄泉に匿われてしまいました。

身体は水神のもとに預けられ、今存在している翠は魂からも離れた幻のようなもの。

翠ができることは、自分を消すことでした。

36話|花散

翠を予定外に失ったことで天地の流れは大混乱です。

乱れた天地の修復には長い時がかかり、その間天災を繰り返し人心は乱れ、穢れしものの力も増す事でしょう。

さらには花嫁を奪われた御弓神が祟り神となりい、災いを為すことでしょう。

そこで神々は窮余の策として提案します。

人の世の翠という存在を消す”ということを。

つまり翠は人の世にいなかったことにするということです。

翠が存在しなかったという流れならば、人の世は失うこともなないからです。

それはつまり家族やおじいさん、知り衣あった人たちの心の中から翠が消えるということ。

その代わり、白銀が奪われた花嫁を取り戻せたときも人の世に還す必要はなくなります。

今現在、白銀は翠の魂を連れ戻す為、黄泉を下っていました。

白銀にとって翠を目の前で死なせたことがずいぶんな代償となったでしょう。

存在を消すことは翠本人の手でないと為せないこと。

それが翠への代償でした。

翠は自分の存在を消すために、人の中にある記憶の花を摘んでいきます。

人との関りが希薄だった翠は、摘まなくてはならない花は少なく、自分にとってこれが相当の代償なのか疑問でした。

しかし三笠や両親、朱莉、おじさんの花を摘むたびに翠はこんなに愛されていたのだと実感し涙を流します。

愛されることに不慣れだった翠。

だからこそ心を開いて得られた関りを失ってしまうことはどれほど辛かったでしょう。

37話|黄泉

花を摘み集め焚き上げが終われば、翠は黄泉にある魂に戻ることになります。

黄泉の果実を口にし黄泉の住民となった翠。

(ああ消えていくんだ、わたしが”ここ”にいたということ)
(私を知るもの、何もかもが消えていく)

(もう誰も私を知らない)

黄泉に戻った花嫁は人の世に在ったことを全て失ってしまいます。

その存在の記憶の多くが失われたことで翠自身の認識が曖昧になり、自分が何ものであるかを失っている可能性が高く、おそらくはその姿形をも保てていないでしょう。

白銀は必死で正気を保ちながら黄泉で翠を探しまわります。

「翠、我が花嫁。この大弓神をただ一人の夫とし、この大弓神に永久を誓わせたただ一人の花嫁よ、この腕に還れおまえを抱きしめたい、おまえが恋しい。」

無事に翠と再会できた白銀は穢れなど気にせずキスを交わします。

38話|疾走

白銀のぬくもりが翠の魂を蘇えらせます。

白銀は黄泉から翠を連れ帰ろうとするのですが、そうたやすくはなく幾度と邪魔が入ります。

黄泉が住人となった翠を逃がすまいとしているのです。

鵺や梅の木の櫛、神馬、シシコマの助けもあり、いよいよあと一歩までたどり着くことができます。

現世への鳥居をくぐろうとする翠。

しかし黄泉の住人となった翠は越えることができませんでした。

あるじどのは、大弓で翠の穢れを祓い浄めなければ越えることができないと話します。

ですが矢で浄めなどすれば魂ごと砕け散ってしまう恐れがあります。

躊躇する白銀に翠は言います。

「白銀さんなら大丈夫です。白銀さんは私を傷つけることはしません。私は白銀さんに傷つけられたりしません。白銀さんの矢なら私の全てで受け入れるから信じて放って下さい。」

最終話|夫婦

白銀の矢の衝撃は、翠を半年程動けなくさせました。

そして黄泉の結界にも莫大な損害を与えました。

緩んでしまった黄泉の結界は亡者や、悪霊たちが越えるのを許してしまいます。

それに2人が約定を違えたことで生じた歪みがまだ修復途中で、世の乱れも穢れや悪しきものを生む傷を残していました。

その責めを白銀が背負いました。

黄泉の結界を越える亡者や悪霊、天地を乱す穢れを白銀は討ち祓います。

今の白銀は黄泉の番人、破魔の弓神。

「白銀の大弓」が守護するべき持ち主は人の手から離れて天地となりました。

それはこれまでとは比べものにならないほどの穢れを負い続けるということ。

白銀が花嫁を人の世から奪った代償です。

翠は逃げるも朽ちるも堕ちるも許されません。

弓神が穢れに堕ちず使命を果たし続ける為、翠という浄めの花嫁が必要だからです。

翠は浄めの花嫁で在り続けなければなりません。

それもまた翠の負う代償なのですが、翠にとってはご褒美にしか思えませんでした。

完結

感想

翠の選んだ道は最終的に選択肢はないようなものでしたが、翠らしい道を行けたと思いました。

人との繋がりを希薄にしていた分、心を開いた人とは深いつながりを持つ。

うるっときたシーンでした。

翠の記憶は親しい人たちの心から消えてしまい少し悲しくなりましたが、最終話を読みまた別の縁で繋がれたこと良かったです。

代償も翠にとってはご褒美!

気持ちの良い納得のいくラストで大満足です(*^▽^*)

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