前科者3巻ネタバレ

マンガ、前科者の3巻ネタバレを紹介します。

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前科者19話から20話|クソ野郎ねぇちゃん!

保護司といくつものバイトをかけもつ佳代ですが時々どうしようも無く不安になる時があります。

未来に対する不安、恋人がいない寂しさ。

「クソが!クソが!このクソ野郎が!!」

枕で声を押し殺しそう叫ぶこともあります。

そんなある日、少年院上がりの男性と出会います。

彼は保護司なんか世間からも前科者からも必要とされていない存在だと言います。

「クソがクソが!あなたもクソ野郎ですか?せっかくヤル気になってたのに」

思わず感情を爆発させてしまう佳代。

本来ならアルバイトである自分が保護司などなれる筈が無く、今はそれほど人材不足に陥っている。

前科者の殆どが親に問題があり周りの環境も酷い者で、その子供時代に救えれば良かったのですが、そんなことは到底無理な話で・・・

それでも、その人らを少しでも救えれば「大事なのは過去ではなく、今だから」そんな思いで佳代は保護司をしていました。

男にとってその言葉はまさに救いでした。

幼いころ、父から日常的に虐待を受けてきた男の背中はおびただしい数の古傷があります。

”大事なのは今”

その言葉は男にとって自分を肯定してくれる何よりも心強い言葉でした。

「少なくとも、前科者にはアンタが必要だ。悪かった」

そう言ってもらった佳代はまた少しヤル気が出るのでした。

前科者21話から24話|測定不能な距離

今回、担当する前科者は薬物依存した24歳の田村多美子という女性です。

覚せい剤使用で3年の執行猶予が付いたのですが、本人は謝ってばかりの内気な性格のようで、幼少期からかなり酷い家庭環境だったこともあり性にも無頓着です。

オマケに必要とされることに依存していて、バイト先で見知らぬ男性から一目惚れしたと言われると、自分もすぐに好きになり、体を許してしまうほどです。

馬鹿正直な性格なので、サボっていた時間を店長に申告し、その事が発覚し佳代にも伝えられます。

当の本人はその異常さに気が付いて無いようで、相手に「好きになってくれてありがとう」と感謝するほどです。

それ以上、いい様に使われないように相手の男には佳代がしっかりと釘を刺し、これ以上付きまとわれることはないでしょう。

しかし、その事が嬉しかった多美子は次に佳代に依存してしまうのでした。

自分と真摯に向き合ってくれる佳代は彼女の人生において初めての人で、日を増すごとに依存していきます。

そんなある日、佳代が他の前科者と仲良くしている姿を目撃してしまい、取り乱してしまいます。

「とるな!!私の佳代さんを!とるなとるな!!」

憎悪の様な感情がこみ上げますが、すぐにそれは間違いだと憎しみを鎮めます。

しかし、次に自分はダメだという感情が沸き上がって来て、気が付けばクスリを買うために身体を売っていました。

たまたま運よく、佳代を不運に思った男性からお金を融通して貰う事が出来たので、体は無事でした。

いくらか、心も落ち着いたので、クスリに手を出すのも我慢することが出来ます。

自助グループにも参加することで、他人との距離感もつかめるようになってきて、最近は極端に佳代に依存するということも無くなりました。

あの日、貰ったお金は意味のあることに使いたいと、佳代がプレゼントしたお皿の資金として手渡します。

まだまだ道のりは長く険しいですが、彼女は確実に一歩ずつ前に進んでいくのでした。

前科者3巻の感想

3巻にはこの後、お婆さんの話がほどあり、ボリューム充分でした。

保護司としての佳代の葛藤が描かれていて、彼女が少しづつ成長する姿が見れます。

非日常的なテーマだけに今回も考えさせられる内容でした。

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