漫画、食糧人類の6巻ネタバレや感想を紹介しています。
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44話から52話
何故か所長を包丁で突き刺した副所長。
どうやら自分で制御出来ないようで叫びながらその後も所長が倒れるまで刺し続けます。
刺し終わると次はバケモノたちが隔離されている扉を開けようとする副所長。
慌てて山吹が止めるのですが首が反対を向くほどの怪力で殴り飛ばされてしまいます。
耳をふさがなければ居れないほどの大音量で叫びだしドンドンと狂気じみていきます。
よく見ると足元から触手が伸びていてそれはバケモノの母体にまで伸びていました。
「私たちハ君タチと仲良くなりたかったのになぁ!!」
副所長を介してバケモノがそんなことを言います。
守るつもりだったのにもう知らない。
操られている副所長はついにバケモノたちを隔離していた扉を開けてしまうのでした。
飢えた獣たちが一斉に地上へと出ていきます。
羽根も生えておりその侵略スピードは想像以上でした。
世界は一瞬にして地獄と化し人々は逃げ惑います。
自衛隊も出動しますが数の暴力には到底かなわず、完全に劣勢でした。
「私共は人類ト共存シよウト思ってたんだゼ」
バケモノを介した副所長がこれまでのこと、そしてこれから起こることを話だしました。
飢餓状態のバケモノたちが世に放った今、人類が食い尽くされるのは時間の問題。
つまりこの先の未来はお互い滅亡しかないのです。
自分たちの食料を確保するためにもバケモノ側は人類を守り抜かなければならなかったのです。
そのために繁殖能力を無くし、母体のみが増殖できるようにしていたのですが今は本来の姿に戻ってしまいました。
死んだ人間から無数の幼虫が這い出てきて無尽蔵に増殖していたのです。
知能が高すぎるゆえに消費カロリーが高く、繁殖能力も高い。
増えすぎて食べ過ぎたバケモノたちは母星の資源を食いつぶしました。
次に目を付けたのが地球。今度はうまく制御するように体も改造し共存しようとしていたのに反乱が起きたせいですでに制御不可能な状態になってしまったのです。
更にバケモノは地球にやってきた経緯も話します。
バケモノたちはその昔、今の姿とは違い、人間に羽根が生えたような姿でした。
知能は高く硬度な文明を築いたものの、その貪欲さから豊富にあった資源を食い尽くし最後の希望として母星に似た星を探す計画が立てられます。
見付けたのはまだ人類が誕生していない地球でした。
その星を観察するうえでひと際、残虐性があるサルを見つけたバケモノはその種を星の頂点にすることを決めます。
遺伝子を改造し猿を人類まで進化させたのです。
つまり人間は彼らの食糧として作り上げられたのでした。
先に地球にいた研究者からの連絡で母船が向かうには色々と制限があり今のバケモノのような姿になったのだと話します。
「正に恩を仇で返す!!お前らが余計なことをしなきゃよう!!」
バケモノが怒りをぶつけていると死んだはずの山引が目を覚まします。
彼の背中にはナツネの顔が有りました。
どうやらナツネの脳を一部埋め込み、山吹の特異体質で復元したようです。
背中から顔がドンドンと膨れ上がるとそれは分離して完全なナツネが復活するのでした。
山吹には今のこの地獄を終わらせる案があるようです。
「もしナツネ君が永遠とも思える長い時間・・・死ぬほどの苦痛に耐えることが出来たら奴らを根絶やしに出来る・・・」
その方法をナツネに耳打ちすると彼は戸惑いながらも了承します。
「じゃ行きますよー」
”ぶちぃ!!”
ナツネの耳に噛み付いたかと思うとそれを引きちぎり食べ始める山吹。
その後もナツネの身体をドンドンと食っていきます。
食うたび彼の背中にはナツネの顔が無数に浮かび上がってくるのでした・・・
6巻の感想
今回はバケモノたちの過去が知れてやっとちょっとすっきり出来ました。
今後は殲滅戦がメインになりそうでバケモンVSナツネ軍という戦いが繰り広げられそうです。
山吹のぶっこわれ具合は今に始まったことではありませんが今回は特にひどかったですね・・・
次回予告では背中から赤ちゃんナツネを大量に生み出していました(笑)
この漫画は誰でも無料で読めるので気になる人は読んでみて下さいね。