ハダカメラ9巻ネタバレ最終巻

漫画、ハダカメラの最終巻が発売されたので早速読んでみました。

釦の策略により姿が入れ替わってしまった二人ですが元に戻れるのはたったの1人。

果たして無事にハッピーエンディングを迎えることが出来るのでしょうか!?

漫画版を読みたい人は先にこちらの記事から読んでください。

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73話から最終話

姿が入れ替わった二人。釦はそのままカメラを置いてその場を去ります。

2人はとりあえず現状を映に話します。

カメラが壊れているのはフィルムの交換する部分。

ですがこのまま考えていても言い案は浮かばないと閃が話を切ります。

2人が帰る間際、上手く行ったのだと知った映は不謹慎だと思いながらも心にズキっと痛み感じ、二人の関係に嫉妬してしまいます。

塞ぎこんでばかりはいられない。というわけで翌日、二人は気晴らしに遊園地へと出かけます。

これまでの事を忘れるかのように遊びたおし夜はホテルへ・・・

念のためカメラも持ってきています。

ホテルでもいつも以上にはしゃぐ二人。

楽しい時間とは裏腹に鏡介はひそかに今夜、閃が寝ている間に最後のフィルムで姿をもとに戻そうと決めていました。

姿が戻ればきっと一緒には居られなくなるだろうけどそれがカメラを手にした自分の宿命だと受け入れているようです。

その夜、閃の提案で姿が入れ替わったまま体を重ねる二人。

何だか変な感じもするものの、お互いのことをより深く知れていつも以上に幸せな気持ちになります。

「鏡介君。あたしだけをこっそり写して戻そうとしてるでしょ?」

突然、そんなことを言う閃。

まさかバレていたとは思わなかった鏡介はしどろもどろしてしまいます。

そしてそんなことをしたら絶対に許さない。

2人一緒じゃなきゃダメだ。と釘を刺されてしまいます。

しかし翌朝、ひとりでベットから起き上がる鏡介。

隣には誰もおらずフィルムが0になったカメラと一緒に置き手紙が置かれていました。

”ごめんね 私は大丈夫。受験頑張って”

閃は鏡介の姿を元に戻し姿を消したのでした。

姿を消した閃を手当たり次第に探す鏡介。

しかしどこにも姿は無く今までカメラや閃と関わりがあった人物を頼ります。

映はもちろん、立原や閃の元カレ、堂本にも連絡をしてみますが足取りはつかめません。

率先して協力していた映ですがこの状況に少しだけ邪念が生まれてしまいます。

”閃ちゃんが元にもどらなきゃいいと思ってる・・・?”

自分の感情を抑えきれなくなった映は鏡介を押し倒します。

そして今度はカメラのせいなんかじゃなくちゃんとした自分の恋心だと気持ちを伝えます。

無抵抗を貫く鏡介にイラ立つ映は暴走気味に責め立てます。

鏡介は不自然なぐらい無抵抗、それは閃への想いと映の事を信用しての事でした。

「映ちゃんは前みたいに気合のビンタしてくれてるんだって信じてる」

鏡介が自分に好意は無いものの、特別な存在として見てくれていたのだと知った映は正気に戻ります。

そしてもう一度、人を好きになったのが鏡介で良かったと心から思うのでした。

落ち着いた二人は家を出たところで釦と鉢合わせます。

2人っきりで話をしたいとバイト先の控室へと向かいます。

思えばここで釦が閃の姿を現像したことから全てが始まったのです。

実は、少し前に閃は釦に会いに来ていました。

その時の内容を鏡介に話します。

怨み事でもぶつけに来たのか?と思っていた釦でしたが閃が言いたかったのは全くの真逆でした。

初めて人を本気で好きになった閃はもし自分が逆の立場だったら同じことをしていたかもしれないと言ったのです。

そして釦を抱きしめ、カメラがあったからこそ鏡介の事をここまで好きになれた。と感謝まで言ってきました。

その気持ちは鏡介も同じでした。

「オレも押切さんのことは恨んでない」

カメラを悪用し二人の仲を引き裂こうとした釦でしたが鏡介は彼女自身もそんな行動で傷ついていたのだと見抜いていました。

「優しいから自分を責めて傷ついてる」

今も昔も自分にとってはバイトの良き先輩でカメラを持った最初からの協力者、そして大切な友達。そんな人を恨むはずがない。と言うのでした。

自分の中にあった膿をすべて出し切ってくれたかのような鏡介の言葉に釦は泣き崩れ謝り続けるのでした。

釦が落ち着いたころ、閃から電話が掛かってきます。

何も答えてはくれませんでしたが駅のホームの音が聞こえかろうじで居場所が特定できます。

丁度、映も合流し3人は手当たり次第に駅を探すことに・・・

必至に駅を駆けまわる鏡介がふと目に留まったのはCafeという看板でした。

「やっと会えた。」

昔からカフェ好きで鏡介のバイト先にも来ていたことを思い出し最後の希望をかけたのです。

せめて受験が終わるまでは姿を消すつもりだったと話す閃。しかし鏡介には別の考えがありました。

「この街を離れてカメラをもう一度使えるように直せる人を探すつもりだ。」

自分の代わりに閃には街で生活をしてもらう。

そんな別れの言葉に閃の涙がカメラへと落ちたその瞬間!!

激しい光に包まれ次の瞬間には閃は元の姿に戻ります。

「おかえり・・・閃ちゃん」

感想

この後、最終話として3年後の話が続きます。

映と姉の関係やホームレスになったあの人の様子、などなど・・・

そしてもちろん閃と鏡介の関係もあります。

漫画版は誰でもほぼ無料で読むことが出来るのでこの方法を使ってみて下さいね。

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