マイホームヒーロー5巻のネタバレあらすじを紹介しています。
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5巻ネタバレあらすじ
家族を守るため、一世一代の勝負に出た哲雄。
恭一を犯人に仕立て上げるため現金輸送車強奪事件に関わっていることを竹田に仄めかします。
念のために延人の部屋を調べるように指示するとすぐに金が見つかりました。
こうなれば恭一は一気に強奪事件の容疑者となり彼の部屋へ皆で向かいます。
そこには話を聞きつけた窪の姿も有りました。
皆で部屋へ行き金庫の中身を改めます。
中には彼が稼いだであろう金が有りましたが強奪事件のものとは番号が一致しませんでした。
しかし、その奥に見知らぬ紙袋が有ります。
そこから出てきたのは、延人の骨でした・・・
こうなるとすでに恭一の言い逃れは難しく、犯人なのかどうなのかは関係ありませんでした。
犯人なら一件落着だしもしそうで無かったとしても敵に出し抜かれた間抜けは組織には必要ないからです。
今まで必死にため込んでいた金は全て没収され窪が後の処理を竹田に任せ部屋を去ります。
哲雄の容疑は晴れたので今日までの一日を忘れることを条件に解放されます。
「全て終わりました」
妻にメールを送り安堵するのでした。
トリックは全て妻が実行しました。
あの日、恭一の部屋に侵入することが出来ないと判断した哲雄は戻るまでの間に大急ぎで作戦を立てました。
それを書き込んだスマホを事前に指定していた場所に隠し伝えます。
妻が実行したのは哲雄たちが最後の晩餐を終えた2時間後です。
運よく巨井一の部屋はマンションの上から2階、しかも避難ハッチの一つ隣の部屋だったのです。
つまり屋上から二つの部屋を経由するだけで恭一の部屋のベランダにたどり着くことが出来ます。
予め用意していた避難はしごで恭一の部屋まで侵入し金庫に骨を入れます。
金庫の暗証番号は哲雄が4桁だと把握していたので後は指紋が浮かび上がるALSライトを使い、4つの番号を浮かび上がらせます。
番号がわかれば後は24パターンとなるので時間をかければ開くことが出来るのです。
そして妻が侵入するために哲雄は最後の晩餐の時にこれまでまったく油断が無かった恭一が初めて背を向けたことで鍵を開けることに成功していたのでした。
恭一が優しい人だからこそ成功した方法。
もし2人が別の出会い方をしていたら。
”一度あなたのお店であなたの料理を食べてみたかった”
そう思えるほどにいい人でした。
一方、恭一は”このまま死んでたまるか！！”と最期の悪あがきをします。
隙をついて逃げ出し、一階へは逃げられなかったので偶然にも屋上へと向かいます。
たまたま目に入った避難口を使い追っ手を巻き自分の部屋に戻ろうとした時、誰かがここから侵入したと思われる痕跡を見つけます。
なりふり構わない逃走で何とか竹田たちから逃げ出すことが出来た恭一はすぐに気が付きました。
「は はははははは すげぇなお前、どこがただのサラリーマンだよ・・」
自分に罪を擦り付けたのは哲雄だと確信した恭一は自分が高跳びする前に哲雄の罪を全てぶちまけます。
その相手は延人の父、麻取でした。
哲雄の娘の部屋を”ALSライト”で調べれば全て分かる。
今回の件の全てと組織が麻取に偽の犯人をでっちあげるつもりだった事を暴露した後、携帯を投げ捨てます。
麻取はすぐさま動き始めました。
窪にライトを用意させ、哲雄が疲れ果てて眠っていたレイカの部屋に向かったのです。
あの時と同じようにクローゼットに隠れ息をひそめる哲雄。
このまままた罪を重ねるのか！？
しかしそこに見た麻取の姿は自分の息子の死に絶望する同じ父親としての姿でした。
「全て僕がやりました」
罪を償おうと決心した哲雄はクローゼットから姿を見せます。
自分が自首をすれば全てが終わる。
そう考えていた哲雄ですが麻取はそんなに甘くはありません。
哲雄はもちろん家族全員を殺す。
差も当たり前化のようにそう言うのでそれがハッタリじゃないことは簡単に理解できました。
”今止めないと！！僕は父親なんだから！！”
果たして哲雄は家族を守ることが出来るのでしょうか！？
6巻に続く
