ディスマン3巻

ThisMan(ディスマン) その顔を見た者には死を3巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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人吉七人衆の内の1人・七城の地下室でディスマンの人形を発見した斗は、七城とディスマンの繋がりを疑うのですが、ディスマン人形は、九品寺から貰ったものだと知ります。斗は九品寺に話を聞きに行くことに。

さらに深まる謎、ディスマンそして”敵”の正体とは・・・?

では3巻のネタバレです!

17話|2人いる

七城の手当のおかげで動けるまで回復をした斗。

斗には少しひっかかっていることがありました。

それはディスマンの”動機について”です。

最初はただの快楽殺人で殺しの動機などないと思っていました。

しかし星子たちを襲う一週間前、星子の家の前にいたディスマンは”激しい憎悪”を抱いていた。

「憎悪」から「面白い」へ感情がすり替わったのはなぜか?

斗は「憎悪」と「面白い」のディスマンを、星子に協力してもらいもう一度描いてみることに。

するとディスマンの背格好がまるで違うことに気づきます。

(まさか別人!?ディスマンは2人いる!?)

ディスマンは怪異などではなく、複数人による組織的犯行であると推理する斗。

そして”顔を見られたから殺す”の裏に真の動機が隠されているのかもしれないと予想します。

斗は星子を七条に匿ってもらい、1人で九品寺に会いに行くことに。

18話|サヨナラ

九品寺は昔から何を考えてるのか分からない奴でした。

小学校の時は一緒に遊びましたが、中学に入ってからは疎遠に。

(陣内、光代さん・・・僕と繋がりがある人達だけじゃない。他にも大勢の犠牲者がいる)
(九品寺がやったのか今ここではっきりさせる!)

斗は危険を承知で九品寺が指定したバーへ。

そしてストレートに九品寺を”ディスマンの一味”と疑っていることを伝えます。

「お前は事件が始まる前から”ディスマンを見たものは死ぬ”というルールを知っていた。あの人形はなんだ。」

斗は聞くのですが、九品寺は「俺にも分かんねーんだよ」と話します。

小6の夏、九品寺のランドセルにディスマン人形がねじ込まれていました。

恨まれる覚えのなかった九品寺は不覚は考えませんでしたが、一応なにかあった時の証拠用に人形を持ち帰ったのです。

怪しむ斗ですが、九品寺がこんな幼稚な嘘をつくとも思えません。

(ディスマンを見たら死ぬというルールは僕らが小学生の頃から存在した・・・?)

九品寺はタブレットを取り出し斗に画面を見せます。

「ワンチューバーKODAMA、クソ真面目な懸賞金動画を始める前の奴のチャンネルの合言葉・・・おもしろければいいじゃない。」

九品寺は結局人間はおもしろいことへの欲求は正義も人権も捻じ曲げる、面白いが全てだと話します。

そして九品寺は斗の持っていた銃を奪い、斗に銃口を向けます。

「この逃走劇に幕を下ろそうか。お前は”ディスマン”としてここで自殺するんだよ。」

19話|Rest In Peace

その時、照明が落ち店内が真っ暗に。

慌てて入って来る敵2人ですが、1人は斗が気絶させもう1人もと思った時、斗は九品寺に撃たれて倒れてしまいます。

「見ての通りだ、狙撃手さんよ。天野斗は死んだよ。これでオレは殺されずに済むんだろ?」

実は少し前、九品寺は「自殺に見せかけ天野斗を殺せ」と依頼されていました。

断れば殺すと脅されて。

「始末はできたんだ。これで契約は終わりだろ?Rest In Peaceハカル・・・。」

そう言って部屋を出ていく九品寺。

狙撃手がじっと倒れた斗を見ていると指がピクッと動きます。

狙撃手はまんまと九品寺にハメられてしまったのでした。

20話|ハメてやろう

斗と九品寺が仕込んだ起死回生のトリック。

実はKODAMAを見せるふりをして2人はタブレットで会話をしていたのです。

九品寺は事情を説明し敵の位置を伝えます。

向かいのビルにはスナイパー、外には監視役がいました。

バーテンが置いた鏡で監視役を確認すると、そこには見覚えのある人物が。

監視役は以前斗と星子を橋の上で襲った警察官だったのです。

大した規模の敵ではないと予想する九品寺。

(どうせここで死ぬくらいならハメてやろうぜ)

なじみのバーテンに頼んで店内の明かりを消してもらい、暗闇でスナイパーを一時的に無効化に。

焦った警官2人が店内に駆け込んで来たら、斗が1人を気絶させ自分の死体に見せかけます。

仕上げにもう1人の警官を銃で脅して斗が死んだことを確認させスナイパーを騙し通したのです。

警官の1人を拘束し安全な倉庫街まで車を走らせます。

「今度こそやっとディスマンの一味の1人を捕まえた。知ってること全部吐かせてやる!どんな手を使ってもだ!」

斗は九品寺に疑っていたことを謝り、味方となってくれたことにお礼を言います。

中学の時の九品寺は不良で、なんとなく学校に行っても友達がおらず一言も喋らないで帰るなんてザラでした。

唯一の例外が斗でした。

斗だけは九品寺のことを気にかけてくれていたのです。

結局タイプの違う斗たちとは疎遠にはなっていましたが、九品寺は自分の中で決めていたのです。

何が起こっても七人衆の味方だと。

斗たちが倉庫に着き、車を降りた瞬間、警察官の男はディスマンに殺されてしまいます。

21話|とどめを

ディスマンによって怪我を負ってしまった九品寺を車の中に入れ、斗は1人でディスマンに立ち向かいます。

桁外れの身体能力を持つディスマンを相手に死闘を繰り広げる斗。

殺されそうになった時、九品寺が車でディスマンをひきます。

ディスマンは車にはねられた衝撃で海の中へ。

斗はとどめを刺そうとするのですが、警察が来るのも時間の問題です。

2人はその場から逃げることに。

22話|反撃

ディスマンを仕留める最大のチャンスを逃した2人。

状況からするとディスマンは必ず生きているでしょう。

「化け物並みの身体能力・・・奴は一体何者なんだ。」

先程の戦いで血を流しすぎた2人。

救急車を呼ぼうにも警察にバレてしまったら捕まってしまいます。

救急車は呼べないけど、かといって九品寺を見殺しになんてできません。

斗は恋人の玲愛を思い浮かべ、そのまま意識を失ってしまいました。

目覚めると隣には玲愛がいました。

斗は意識を失う前、玲愛に電話をかけていたのです。

玲愛の看護により斗も九品寺も命を取り留めることができました。

「待ってたのよ。ずっと待ってた。斗ちゃんが私を頼ってくれるのを。」

玲愛は別れる気は毛頭なかったと斗に打ち明けます。

「別れるとか言わなきゃよかったって・・・死ぬほど後悔した。生きててよかった。」

斗は玲愛に今までのことを全て説明します。

話しを聞いた玲愛は、怖がるどころかむしろ好戦的。

「反撃よ、斗ちゃん!追い込まれたネズミの底力見せてやろうじゃないの!敵はでかいほど燃えるのよ私!」

23話|おもしろければ

星子の”感情を読む力”からも玲愛と九品寺が敵ではないことがはっきりし、今後は4人でディスマン一味と戦うことに。

そんな中、久しぶりにKODAMAが新しい動画を配信していました。

内容は、ディスマン事件最大の被害者である星子の居場所を割り出したこと。

動画を見た九品寺はある事に気が付きます。

「KODAMAのこの豊富な情報はどこから集まるんだ?」

いくら全国の視聴者が情報屋だとしても、真実とデマの区別をつけるのは難しいはず。

なにかカラクリがあるはずです。

斗はKODAMAの昔の動画を見てあることに気が付きました。

全身タイツのネタ系動画のコメント欄に、「一昨日の夜、ここで職質されてましたよねw同じ上下黒の格好でw」と書き込まれてあったのです。

その頃、KODAMAとディスマンは一緒に居て・・・?

24話|ボクのヒロイン

「分かったんだ。KODAMAの正体が・・・。」

視聴者の何気ないコメントから、11月4日に全身タイツ姿のKODAMAが宮入町で職質されていたと知る斗たち。

その日は、”憎悪のディスマン”が星子の家の前に現れた日と一致します。

何より斗はKODAMAの上下黒の立ち姿に描き覚えがありました。

「奴が犯人ならディスマン事件の情報を知りすぎていることも当然だと言える。憎悪のディスマンの正体はKODAMAだと僕は思う。」

KODAMAは何らかの理由でドクター関や明里母娘を憎んでいて、”おもしろいのディスマン”に依頼して殺すことに成功した。

そして次に「どうせならネタにしよう」と考えたのではないか、と斗は推理します。

その頃、KODAMAは斗の存在にイラついていました。

「天野斗が邪魔すぎる。あんなモブのお巡りがボクのライバル扱いなんて屈辱だ。」

「星子だよ・・・彼女さえいればあんなモブはどうでもいいのに。」

「もっともっと苦しめてあげるよ。僕のヒロイン・・・そのためにも早く突き止めないとね。」

警察内部の敵、人吉七人衆の裏切者、おもしろいディスマンの正体、まだ敵は多いですが、斗たちは最優先でKODAMAの居場所を突き止めることに。

25話|罠

KODAMAを捕まえる為に、人吉七人衆の敵からKODAMAの居場所を引き出す作戦にでます。

七人衆で可能性があるのはあと2人。

神水まつりと菊池美羽の女子2人です。

斗は2人に会いたいと連絡し東京に呼び出します。

斗を陣内を殺した容疑者だと思っている2人にまずは真実を話す斗。

それだけを話して斗は2人の前から去ります。

あとは敵が罠にかかるのを待つだけです。

今回の作戦は、まず斗が事件について話して気を引いている間、星子と玲愛は2人の表情が見える距離で様子を伺い、星子は2人の感情を読んでどちらが敵かをジェスチャーで指示。

九品寺は敵のスマホをすってKODAMAやディスマン一味らしき連絡先を探し、電話番号を書き換えて敵のバッグに戻す。

敵は斗が現れたこと、話したことを一刻も早く仲間の誰かに知らせたいはず。

斗と別れた後、すぐさま電話をするでしょう。

しかし仲間に繋がるはずの電話番号は、九品寺が書き換えた玲愛の番号。

敵は図らずとも玲愛と電話することになり、あとは玲愛が誘導してKODAMAの居場所を喋らせるだけ。

「本当は信じたくないんだ。全部僕の考えすぎならいい。」

電話なんてかかってこなければいいのに、という斗の思いも虚しく、敵から電話がかかってきて・・・!?

4巻へ続く

感想

だんだんと謎が解明されていく第3巻。

今回はKODAMAの正体、そして七人衆の裏切り者が2人の内のどちらかであることが判明しました。

ディスマンはインパクトがあり変わらず不気味ですが、ホラー要素は薄くなりサスペンス感が強くなってきたように感じます。

話しの流れ的に次回で真犯人の尻尾を掴めそうなので楽しみです。

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