クズの本懐6巻

クズの本懐6巻のネタバレ感想を書いています。

告白を決意した花火とモカの気持ちに向き合う麦。
相変わらず花火を想い続けるえっちゃん。
ついに告白した花火は・・・・・!?
花火だけじゃなく麦も茜に気持ちを伝え・・・・!?

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6巻|ネタバレ

「続きする・・・?嫌ならしない。」
麦がモカに聞きます。

「いやじゃない・・・」

服を脱がし触ろうとしますが途中でやめてしまいます。

「ごめん」

汚せないのは自分のため
割り切れないのも自分のため
自分自分てそればっか・・・

それでもモカが大切
その気持ちは本当だった。

モカは触れてほしかった。
めちゃくちゃになっても、汚れたってよかった。

「そんな”特別”なんてももういらないわ・・・」と泣きながら言い切る。

花火と麦はどちらからともなく会おうとなり、お互いやっと勇気を出そうという話をする。

夏休み終わるまでに2人とも綺麗さっぱりフラれてこようと決めた。
そしたら本当の恋人になるのかな?

えっちゃんの従兄弟『桐嶋篤也』が隣町からわざわざ夏期講習を受けに来ていた。

中二の頃、家庭の事情で親戚とほとんど疎遠になっていた篤也は6年ぶりに早苗と再会した。
クラスの女子とは全然違うキレイな早苗に惚れた。

「綺麗だ。付き合って」
と抱きつくと思い切りビンタされフラれてしまった。

そして早苗はさらに綺麗になった。
篤也は早苗に好きな人がいることを知っていたが諦めなかった。

「その子・・・女の子だから・・・。
わかってよ。篤也のことを好きにはなれない」

だけど絶対に諦めようとしない篤也

麦「俺、宿題終わったら告るわ」
その言葉に便乗するように花火も同じ日に告ることを決意する。

二人はキスをする
”好きな人の代わり”だったのにいつの間にかお互い代わりではなくなっていたことに気が付く。

そして告白当日
麦はお昼に花火は夜に告白することにした。

二人はその日の22時に待ち合わせをする。
失恋も一人より二人なら心強かった。

麦にドキドキする花火。

『麦にドキドキって変なの。でも嫌じゃない。
私は前に進めるかな?』

麦「先生、好き・・・・・・・・・・でした。」

茜「知ってた。」

麦「知ってるのを知ってた。」

茜「私は麦ちゃんのこと好きよ」

浮かれんな。
踏み込むな、俺のバカ。
その人は絶対に手に入らないんだ。

その時花火の顔を思い浮かべる
『決めたのに。もう一人にしないって』

麦と茜はラブホテルに。

茜の好きなんて絶対に信じない。
だけど茜の初めてになりたい。

「俺があなたを変えたい」

一方の花火もお兄ちゃんを呼び出し告白します。

言葉にするとどんどん溢れてくる涙
お兄ちゃんは泣いている花火を抱きしめ自分も涙を流します。

お兄ちゃんが強く抱きしめてくるほど”これが最初で最後”だと実感してまた泣けて。
大切にされてることが嬉しかった。

たとえ恋じゃなくても。
そうして花火の長かった片思いは終わった。

『今度こそ前に進むの!きっと変われる。一人じゃないから。』

その夜麦は来なかった。

花火はえっちゃんに誘われ軽井沢に旅行に来ている。
親戚の別荘を借りて二人きりの旅行を楽しみにしていたえっちゃんだが、別荘に着くと篤也がいた。

あからさまに機嫌の悪いえっちゃん。

「チャンスだったのに!花火が失恋してあいつとも別れて!」
だけど篤也には”最後に思い出”を作るために来ているように見えた。

「早苗はそこまで強くない・・・と俺は思う」

他人に私の何がわかるの?
触れてなお、恋をしてなお、孤独を選んだ。
終わりくらい自分で決めて何が悪いの・・・

夜、えっちゃんは花火を抱きます。

えっちゃんより先に目が覚める花火はえっちゃんの手帳の中に入っているものを見てしまいます。

そこには花火との思い出のレシートが。

そして初めて会った日に花火が上げたキャンディの包み紙が大事に挟まれていました・・・。

⇒7巻に続く

感想

二人さっぱりフラれてこれから新しい恋が始まるのかと思いきや!
麦は”好き”が嘘だとわかっていてもやはり舞い上がってしまいます・・・。

これで茜が変わってくれればいいのですが、そんなにうまくはいきませんかね。

花火が鍵井先生に告白するシーン。
気持ちが痛いくらい伝わってきて涙が出てきました。

私は麦が来なくてよかったんじゃないかと思います。
本当に前に進んで欲しい。

えっちゃんにも理解者?が現れて篤也とうまくいって欲しい!!
と思う反面花火への好きな気持ちを考えると切ないですね〜・・・。
えっちゃんや花火には幸せになって欲しいなぁ〜。

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