マンガ、青のオーケストラの2巻ネタバレ紹介しています。
このマンガは無料で読むことも出来るのでネタバレより自分で読みたい、という人はこの方法を使って下さい。
15話から21話｜ネタバレ
母の寝坊によって、購買部へ昼ご飯を買いに行く青野はそこでオケ部の2年、羽鳥先輩と顔を合わせます。
そのまま流れで一緒に昼食を取ることになり、連れて行かれた先には他に2人の先輩もいて緊張しながらも楽しく話をしながら食事します。
実は羽鳥先輩はダンス部と兼部しているようで、オケ部の方にはあまり顔を出していないようです。
でも実力はそれなりにあるようで、更に今年はオケ部の方へ力を入れるつもりのようで、昼食を食べ終わるとすぐに練習に向かうのでした。
オーディションが2週間後に控え、他の部員たちも練習に精を出しています。
初心者の秋音も最近はうまく弾けるようになってきて、音楽を楽しく続けれています。
ですが度々、経験者の立花と衝突することがありました。
普段からピリッとした態度を取る彼女に他の部員は怖がり、出来るだけ関わらないようにしてるのですが、元々我が強い秋音は言いすぎな態度に反発し言い合いになるのです。
挙句、先輩にも迷惑をかけるほどヒートアップしてしまうのでした。
ですが立花がそこまで嫌うには彼女にも理由がありました。
「彼女、自分の音しか聞いてないんです。」
立花と先輩が話しているのをたまたま聞いてしまった秋音は今まで考えもしなかったことに気が付きました。
”オケはみんなの音で成り立つ”
上手くなりたい一心でガムシャラに練習していた秋音はそんな当たり前のことが頭からすっぽり抜け落ちていたのです。
「周りの音を聞けばもっと弾ける筈なんです。」
立花は批判だけじゃなくそんな期待も口にしてくれていました。
翌日、いつもならいがみ合う2人ですが、昨日の立花の話を聞いて、個人では無くみんなの音に近づくために、意識して練習します。
結果、2人の仲はちょっとだけ良くなり、秋音もいつより上手く合奏出来たのでした。
佐伯と青野もお互いを意識し合いながら、オーディションへのコンディションを整えます。
2人ともそろって数学の補習行きになって、彼が12歳までドイツに居たことなんかも知ります。
いよいよ迎えたオーディション当日、顧問の鮎川は青野の名前を憶えてないフリをしてハッパを賭けたこともあり、今日は一段と気合が入っています。
「絶対に青野ハジメと言う名を刻んでやる！！」
皆が緊張する中、青野はただただ自分を主張します。
”俺を見ろ”
そう言ってるかのように奏でらる彼の演奏は、ブラインドされた審査委員の3年からでも誰が弾いてるか一目瞭然の存在感がありました。
鮎川先生も触発されたのか、軽く指揮をふる素振りを見せます。
結果は・・・
”第二プルトの表”
コンマスである原田さんの真後ろ、つまり、最も評価された場所でした。
「・・・っし！！」思わずガッツポーズをする青野。
対して、秋音ははやり実力不足を補えず、オーディションは落ちてしまいます。
放課後、鮎川先生に呼び出された青野は今回の結果を聞きます。
「今回のオーディション、内容は良かった。だが、今後の演奏しだいではお前と佐伯の場所は入れ替える。」
順位で言えば、今回のオーディションは1位が青野、2位が佐伯という評価でした。
ですが佐伯は当日、体調不良で全力の演奏が出来ていなかったようで、今後の演奏次第で評価を改めると言うのです。
更に、青野の弱点である”ソロの演奏”についても指摘されました。
他を圧倒する迫力ある演奏、しかしそれでは調和は取りずらく、オーケストラとしては失格です。
それだけじゃなく「お前の演奏にはお前だけの音色が見えてこない。」とまで言われてしまうのでした。
昔の青野の音色はそんなもんじゃなかった。鮎川は青野がコンサートマスターの候補だからこそ、ここまで厳しいことを言っているのだと言います。
ですがその道のりは険しく、青野はもう一度、自分の過去と向き合う必要があるのでした。
4巻に続く
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