血の轍4巻無料

血の轍4巻のネタバレ感想と、漫画を無料で読む方法を紹介しています。

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周囲に「過保護だ」と思われるほど母・静子からたっぷりの愛情を注がれる中学2年生の長部静一。
夏休みに登山の途中、静子が突然甥のしげるを崖から突き落としてしまい、静一は混乱状態に。

クラスメイトの吹石さんから静一が貰ったラブレターを破り捨ててしまうなど、母・静子の「歪んだ愛情」に振り回されっぱなしの静一ですが・・・?

では4巻のネタバレです。

25話|臨界

あれから一ヶ月。

静一は今も母に首を絞められる悪夢にうなされています。

あんなことがあったのにも関わらず普段通りの母に静一は狂気を感じていました。

そのせいで声を出すことができず、学校でも喋れずにいた静一。

クラスメイトは冗談半分で、夏休み母と二人で買い物をしていた静一をからかいます。

静一の溜めに溜めたストレスは臨界点を超え、思わず教壇を蹴り壊してしまいます。

26話|ベンチ

先生に呼び出され叱られる静一。

「親御さんにも連絡するから」と言われた静一は家に帰りたくなくて河原へ。

そこのベンチに座っていると、後ろから吹石に声を掛けられます。

「長部、となりすわっていい?」

吹石は静一の様子を心配して跡をつけてきたのです。

吹石も家に居たくない時、よくここに来てボーっとしていました。

父とよく喧嘩することを打ち明ける吹石。

「だから・・・一緒だいね。・・・嬉しくないか。一緒でも。」

「うれしい。僕はうれしかった。吹石の手紙・・・。」

「本当はうれしかった・・・!」

27話|とびら

思わず本音が口にでる静一。

吹石は顔を赤くしながら「それってどういう意味?」と聞きます。

静一は母の呪縛に負けず自分の気持ちを口にします。

「ぼっ、ぼっ!僕っとっつつつきあって。」

嬉しくて顔を真っ赤にさせて喜ぶ吹石。

二人は明日から一緒に帰ることを約束します。

にやけながら家に帰る静一。

その時、母が後ろから現れます。

「遅いから探しに来たんさ。」

「もう、静ちゃんは何してたん?」

28話|一歩

母は静一からいつもと違う匂いがすることに気が付きます。

「あれ?何かいい匂いするんね。何の匂い?」

何も喋らない静一の手を繋ぎ母は家へと帰ります。

静一はその手を振り払うことが出来ませんでした。

家に帰ると教卓を壊したことを聞いた父が心配し「何かあったのか?」と聞くのですが、静一は首を振り「足があたっただけ」と嘘をつきます。

母は夕ご飯の焼き魚の身をほぐし静一に「食べな」と言うのでした。

翌日、ずっと声が出なかった静一ですが、吹石のおかげで声が出せるようになります。

29話|放課後の青春

ずっと喉がしめつけられていて、苦しくて言葉がつっかえていた静一。

しかし吹石の顔を見ていたらどもりが治ったのです。

吹石は確実に静一の心の支えとなっていました。

放課後、二人はまた昨日のベンチへ行きたくさんお喋りをします。

楽しい時間はあっという間でもう辺りは真っ暗。

静一に悩みがあると気付いた吹石は「以心伝心」の関係になりたいと話します。

「長部のどんなこともわかってあげたいし、私の事もわかってほしいし、全部どんな辛いことでも。」

家に帰ると玄関には母が待っていました。

静一は息がしづらくなりまた苦しくなってしまいます。

「まーたいい匂いする。どこでつけてきてるん?」

近づいてくる母の手を、静一は思わず払いのけて・・・。

30話|独白

「ママはね・・・心配なの。どこ、行ってたん?」

静一はどもりながら1人で学校にいたと嘘をつきます。

母には「明日からもっと早く帰って来なさい」と言われてしまいます。

その夜、母は静一の部屋に入り寝ている静一の頭を泣きながら撫でます。

「ごめんね・・・。ごめんね静ちゃんこんなママで・・・。」

母の思わぬ言葉に驚く静一。

全てが本心にも演技にも感じられる母の「愛情表現」。

その優しき”強要”に静一は・・・?

31話|芳香

「早く帰ってくるのよ」と何度も念を押され家を出る静一。

色んな事を思いながら静一は今日も吹石といつものベンチへ。

母の顔が思い浮かんだ静一は今日は早めに帰ろうとしますが、吹石の元気がないことに気が付き話を聞きます。

吹石の父は酔っ払うとキレやすくなり暴力を振るってくるのだそう。

吹石の両親は離婚しているため、止めてくれる母もいないのです。

「帰りたくない。ずーっと長部とここにいたい。」

「なんてね」と言い腰をあげる吹石に静一は「僕も」と応えます。

吹石にお願いされ頭を撫でる静一。

いつもの河原で吹石と語らい触れ合っているところに、突如母の声が聞こえて・・・!?

32話|草叢の声

「見たわよ!」

母は帰りが遅い静一を探しまわっていたのです。

静一は吹石の手を引き母から逃げるよう茂みの中へ。

身を隠す静一のことを「ママに嘘ついたんね!裏切ったんね!」と感情的になりながら探す母・静子。

「一緒に吹石さんの手紙破ったのに!」

母の言葉を聞くたびに苦しくなっていく静一。

そんな静一を助けるように吹石は静一の耳を塞ぎます。

「聞いちゃダメ。」

その時、ついに母が二人を見つけて・・・。

33話|いらない

再び対面した三者。

母は泣きながら「離れなさい!」と言いますが、吹石だって言いなりにはなりません。

「手紙破いたってどういうことですか?どうしてそんなことしたんですか?静一くんに何したんですか!?」

静一から手を離さない吹石にどんどん近づく静子。

もう少しで手が届きそうな時、静一は立ち上がり吹石の前に立ちふさがります。

「あっちいけ!マッ・・・おまえなんか!おまえなんかいらない!!」

その言葉を聞いた静子は、自分の爪を割れるほど噛んで・・・。

⇒5巻へ続く

感想

この漫画を読み過干渉という類の虐待があることを知りました。

愛情がいつの間にか鎖となって自己犠牲の繰り返しの果てに子離れできなくなるのでしょうね。

静ちゃんママ立派な毒親なんだけど、なんだか可哀想で完全に悪に見えない。

大好き静ちゃんに「いらない」なんて言われちゃって心配。

吹石さん殺されたりしないよね・・・?

吹石さんは強く優しい子。どうか静一を救ってあげて!!

漫画は無料で読むことが出来るので、ぜひ漫画の方も読んでみてくださいね♪

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