死神坊ちゃんと黒メイド12巻のネタバレあらすじを紹介します。
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152話から171話|ネタバレ
冬になり、そろそろ母から言われた期限である春がすぐそこまでやってきたころ、ザインが大量の魔道具を貸してくれます。
中には明らかにふざけているモノも入っていましたが、有効なモノもあり、期間限定で時間を止めることが出来る物もありました。
久しぶりに薄着で外出することが出来た坊ちゃんは、ストレス発散出来たようです。
ですが、逆にそのアクティブさが裏目に出たのか、高熱を出してしまいます。
ナース服で介護をするアリスにモンモンとしながら、心から尽くしてくれる姿に、いつまでも主従関係で居るのが辛く感じます。
しかし、アリスは家族を重んじる筈で、自分がアリスを選び家族と離れることになれば、きっと彼女を苦しませてしまう。
理想と現実のせめぎ合いに今日も悩まされるのでした。
熱が引き体調も回復したので、改めてザインが貸してくれた魔道具検証を続けます。
殆どが宴会でしか使えないようなバラエティグッズですが、一つ気になる物がありました。
”幽霊が視えて会話が出来るメガネ”
しかし、今は近くに幽霊が居ないようで、メガネをかけても何も変わりません。
他には、同時にスイッチを押した者同士の精神が入れ替わる動画ありましたが、アリスに自由に触れられるというのは、坊ちゃんには刺激が強かったようで、すぐに元に戻ります。
そんなこんなで毎日を過ごしていると、嵐の夜に訪問者が訪れます。
リズと名乗る綺麗な女性ですが、この森には主人と2人で旅をしていたようで、坊ちゃんとは知りあいだと言います。
主人は今何処かへ行ってるようで、何だか怪しい雰囲気ですが、もし坊ちゃんの知人であれば、失礼も出来ないので、彼の所へ案内します。
部屋に着くまでの廊下でばったり、坊ちゃんと出くわすのですが、リズは坊ちゃんに駆け寄ると躊躇せず、方に手を置きます。
「騙してごめんなさい。私死んでますのよ。」
女性の正体はぼっちゃんの祖母でした。
元々幽霊を見ることが出来る体質のアリスは普通に話すことも出来ますが、坊ちゃんには何が何やら分からないようで、ザインの魔道具を持ってきます。
ザインのメガネをかけると、本当に祖母の姿が見えて、暫くすると散策を終えた祖父も合流します。
話の流れで、呪いの事を知った二人はシャーディーとの馴れ初めを話してくれました。
愛する妻に先立たれ、虚無感に包まれる祖父の元へ現れたのがシャーディーでした。
自分を世界一の魔女だと名乗り、契約をしろと言ってきます。
自分の夢は妻と世界旅行をすることで、それはもう二度と敵わないと伝えます。
しかし、シャーディーは死後の世界であれば、それを叶えることが出来ると持ち掛けます。
対価は寿命20年。
もう一度、妻に会えるのであればと祖父は契約を交わします。
その日から、シャーディーとは友人関係になり、度々屋敷へやってくるようになります。
とある日には双子の妹であるダレスを紹介されたこともありました。
そんなある日、シャーディーに愛を語ったことがありました。
妻の事を心から愛してると言い、人の心が読めるシャーディーもそれが本当だと分かります。
”愛って何?”
彼女の中にそんな疑問が浮かんでから、何年もの月日が流れ、シャロンがやってきます。
彼女のことを気にいった祖父は、シャロンを贔屓するようになり、シャーディーは自分の中に、モヤモヤとした感情があることに気が付きます。
時が経つにつれ、その感情はドンドンと大きくなっていき、祖父が息を引き取る直前、彼女はその気持ちを認めます。
「本当は私のこと好きになって欲しかった。」
一人、残されたシャーディーはやがて妬みを怨みへと変えていったのです。
しかし、坊ちゃんはこの話を聞いて、彼女に違和感を感じます。
呪いをかけるのに、、抱きしめる必要は無かった。
「きっと彼女も苦しかったんだ」
このまま彼女を死なせる訳には行かないと、改めて坊ちゃんはシャーディーを救い出すことを決意するのでした。
13巻に続く