漫画、マイホームヒーローを丸ごと1冊無料で読む方法や1巻のネタバレあらすじを紹介しています。
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下のリンク先でまとめているので参考にしてみて下さい。
1巻ネタバレあらすじ
一人娘の零花が一人暮らしを始めて2か月。
父である鳥栖哲雄は仕事で近くに行くたびに娘に会えないか?と電話しています。
今日もファミレスで待ち合わせ。
暫くするとマスクにサングラスと言ったお忍び芸能人スタイルで現れた娘。
最近は反抗期ということもあり哲雄と会うのを嫌がるようになったが哲雄は鈍感なフリをして普通に接しています。
哲雄は毎年、なんだかんだ言いながらも手作りの誕生日プレゼントをくれる娘の事が大好きなです。去年の誕生日プレゼントではピアノでオリジナルソングを作ってくれました。
繰り返し聞きたいならと3万円するCDを売りつけられたのですが今でも大事に哲雄の部屋に飾っています。
”零花の為ならなんだって出来る”
料理が運ばれてきてもマスクやサングラスを取ろうとしない娘に注意すると仕方なく零花は外します。
すると明らかに誰かに殴られたような跡がありました。
「一緒に住んでる男か!?」
思わず声を荒げてしまう哲雄ですがしつこく聞かれたことに怒った零花は帰ってしまいました。
結局、一人で食事を済ませ店を後にすると前からチンピラ集団が歩いて来ます。
「レイカの奴が指図してきたからぶん殴って黙らせてやった。」
不意にそんな会話が聴こえてきて、気になった哲雄はチンピラの後を付けます。
彼らが行きついたのは1時間5万もする高級キャバクラが入ったピルでした。
哲雄がビルを見上げているとキャッチのお兄さんに殴られて路地裏に連れていかれてしまう。
「次、ウチの者付け回すよーな事したら・・・分かってんな?」
ボコボコにされた挙句、免許証と一緒に全裸の写真を撮られます。
”ウチの者ということはヤクザなのか??”
娘の危険を感じた哲雄は妻に「今日は帰れない」と言い訳の電話を入れ娘のアパートへと向かいます。
合鍵は持っているので中に入り同棲しているであろう男の歯ブラシなどを見つけます。
暫くすると誰かが入ってきたのでクローゼットに隠れる哲雄。
そこに来たのは昨日、後を付けたチンピラでした。
チンピラは誰かに電話をすると義父の会社の話を始めます。そして「取ったら別れますわ」なんて話をしています。
チンピラは過去にも付き合っていた女を二人ほど殺したようなことを言っていました。
その後、自分が付けられていたという話を電話相手から聞くと急にキレだします。
零花の父だと素性もバレており「クソ女帰ったらぶっ殺してやる」と息巻いています。
”この男は考える限り最悪の男だ 何に代えても零花を守らないと・・・”
その数分後、部屋にやってきたのは零花の母親の歌仙でした、そして彼女の目の前には頭から血を流し動かなくなったチンピラの姿と自分の夫の姿があったのでした。
妻に事情を説明し「今までの幸せな生活を壊すことは出来ない」と死体を処理することを決めます。
娘には彼氏と揉めたと言い訳しアパートには近寄らさず実家に帰らせます。
まずは死体を分解する必要があると考えた哲雄は趣味のミステリー小説を参考に死体の消し方を模索します。
先ず第一は死体を極限までコンパクトにすること、人間の最小単位は骨。
肉はいろんな手段で消すことが出来るのでまずは肉を剥がす作業をします。
娘を送り出した妻にIHヒーター、銅板、大きめのキャリーバックなどを買ってきてもらいこれらを使い死体を風呂場で煮込みます。
煮込むことで肉が柔らかくなり処理しやすくなるからです。
妻は娘が心配なので一度家に帰らせ早速、風呂釜を断熱仕様にした後、IHヒーターに銅板を貼り付けそれを湯船へと垂らしお湯を沸騰させます。
その頃、チンピラの父親である詐欺師の麻取義辰はヤクザの窪を呼び出していました。
「窪くぅん 僕にはもう延人しかいないんだよ わかるよねぇ?」
「急いでみつけて?でないと・・・ね?あぶないでしょ?」
麻取はやり手の詐欺師でかなり稼いでおり窪の組織のスポンサーをしているので彼らをヤクザであろうと顎で使えます。
チンピラの名前は延人というらしく、詐欺師の父は息子の消息が絶たれたことでヤクザに探す様に言います。
哲雄は何とか処理を終わらせ死体をキャリーバックに詰めて家に持ち帰ります。
ヤクザの手は既に回っておりその様子を一人の若者が見ていました。
家ではいつもと同じように家族3人の時間が流れ幸せを噛みしめます。
この幸せを壊さないためにも誰にもバレずに死体を処理することを心に決めます。
翌朝、改めて状況を確認する哲雄、残っているのは骨の全てと肉の約半分です。
少しは零花のアパートでトイレに流したのですが全てを流すと水道代が急激に増えることになり怪しまれるかもしれません。
常温の肉が腐り始めるまで2日ほどしかなく別の方法で処理する必要があります。
ホームセンターに行った後、山に埋めると決め家を出ようとしたしますが妻が「嫌な予感がする」と言うので慎重に行動します。
妻の感は良く当たる。そういえば最近見慣れない車が家を見張れるような位置に停まっています。
とりあえず尾行を疑い家から出てみる哲雄。
案の定、車は窪が手配したチンピラ集団で家の張り込みはそのままで別動隊が哲雄の後を付けてきました。
チンピラは哲雄がホームセンターで買い物している間に車のトランクを開け、キャリーバックの中身を確認します。
しかしそこには死体は無く、服やタオルが入っている普通の旅行道具だけでした。これは妻の作戦でどうせならと中身を変えておいたのです。
そしてある仕掛けもしていました。買い物中に誰かが開けたか判るようにタオルを挟ませていたのです。
”全て杞憂に終わるだろう”
店から帰ってきて確認する哲雄でしたがキャリーバックが開けられていることを知ります。
”家族全員が疑われている!?”
まだ殺されたとは気づいていない筈、だが監視されているなら別の方法で死体を処理する必要がある。
哲雄は植木鉢とバクテリアを飼ってきて部屋で処理することを決めます。
生ごみ処理菌の能力はすさまじく有機物1キロを10gで1日で分解することが出来るのです。
だがチンピラたちも上が痺れを切らし少し強引な手を使います。
哲雄が留守の間に自宅に侵入し盗聴器を仕掛けたのです。
幸い、妻がすぐに発見したことで危険な会話を聞かれることは無く、逆にチンピラ側を欺くために台本を作りストーカーが原因で延人が消えたという話を盗聴器の近くでします。
作戦通り会話をチンピラたちも効いており、哲雄は無関係だという結論になります。
しかし一人の切れ者はボスである窪へ「盗聴器の前での会話は嘘なんじゃないかと思います」と報告するのでした。2巻につづく