マンガ版の宇宙兄弟4巻ネタバレあらすじを書いています。
期間限定で3巻まで公開されていたのですがそれ以降も無料で読むことが出来るのでマンガを読んでみたい人はこの方法を使ってくださいね。
29話|緑のアレ
古谷が福田さんのメガネを用意してもらえるように管理室にメッセージを書いたころ監視室でも次のステップに移る準備が整っていた。
「使うんでしょ?緑のアレ」
真壁の班では夜中に突然、鳴り出すアラームに悩まされていた。管制に訊いても中の問題は自分たちで解決して下さい。というばかりでイライラは募っていく。
翌朝、ムッタの班でも事件が発生します。いつもの場所に置いていた時計が無くなっていたのです。
皆で探していると、セリカが冷蔵庫の上で見つけたのですが、無残にも壊されていました。
30話|宇宙の話をしよう
明らかに故意に壊されている時計、犯人捜しをする雰囲気になりグループは険悪なムードになります。
オマケに意味の分からない、真っ白なパズルをするという課題を与えられ、さらに苛立ちは増していきます。
その雰囲気を変える為、ムッタは「宇宙の話をしよう」と言うのでした。
僕たちは宇宙飛行士になるのだから、犯人捜しは探偵の仕事だと話を切り替えたのです。
時計など気にせず、宇宙飛行士気分で時間より感覚を大事にしよう。
一日が24時間というのは、地球だけの話で火星は地球より一日が長く、月は656時間もある。
そんな状況にも耐えれるように、JAXAの人が壊したのだと説得したのでした。
ですが彼は犯人を知っていました。
夜中にこっそりと時計を壊している福田さんの姿を見ていたのです。
31話|謎Aと謎B
まさかそんなことをする人だとは思っていなかったムッタは、福田の事が気になりすぎて、不自然な動きをしてしまいます。
逆に自分が犯人だと疑われ始めてしまうも、なんとか誤魔化します。
課題が終わりそれぞれがバラバラになったのを見計らいムッタは福田さんを呼び出します。
「ちょっと話が」
自分が見ていたことを本人に伝えますが、彼は理由を言おうとはしませんでした。
「なんでだろうね?君がその理由に気づいたら握手でもしよう」
そう言ってそっけなくその場を後にしたのでした。
真壁の班でも今だに夜中に鳴るアラームに悩まされていました。
一人が見張りで音の元を探るも、どこにあるのか突き止めることは出来ません。
32話|アラームアリ時計無し
昨夜は真壁が見張りをしていたこともあり、犯人は真壁だという空気になりつつあります。
更に追い打ちをかけるように、時計が壊されているのが見つかります。
その頃、ムッタは福田が言った言葉の意味を考えていました。
しかし結局、答えは分からずその夜、ムッタの班でもアラームが鳴り響いたのでした。
33話|グリーンカード
謎のアラームにたたき起こされたムッタ達は、寝る前に音の出どころを探そうと捜索を始めます。
ムッタはすぐにおかしな行動をしている人物に気が付きます。
古谷がいつもより静かな上に、ずっと片手をポケットに入れているのです。
更に福田からのアイコンタクトで真意も伝わってきます。
”私が管制の見てる前で自ら夢を壊すマネをすると思うかい?”
そう言っているように思えました。
信じよう、福田さんもついでにやっさんも。
となるとこれは管制の演出ということになり、ムッタはジェニファーの話を思い出します。
ヒビトが訓練中にワザとトラブルが起きるように、グリーンカード(指示書)が出されていた時がありました。
仲間のミスによるストレスをコントロールする、という訓練の一環で今回もこれだと気づいたのです。
「なぁヤッさん、グリーンカード貰った?」
その言葉に思わず動揺する古谷にムッタは確信し福田の元へと向かいました。
「良かった!」
「ありがとう」
二人は固く握手を交わすのでした。
34話|手に手を
全てを理解したムッタは、この中に悪い奴はいないと断言し、応急処置としてせりかがティッシュでの耳栓を提案し、騒動は収束するのでした。
ムッタの予想通り、福田には時計を壊せというグリーンカードが、古谷にはアラームを一日20秒以上鳴らしなさい。というグリーンカードが出されており、耳栓のお陰もあってか古谷のストレスも軽減されるのでした。
せりかもこれで自分のお腹の音が聞こえなくなったと久しぶりに熟睡できたようで、皆の仲も良くなってきます。
これを機にせりかは、自分が食糧を使い過ぎてしまったために、足りないというのをムッタ打ち明けることにします。
「大丈夫わかってる!!」
”くそーJAXSめ!せりかさんにまでグリーンカードを!!”
「悪いのはJAXAだ!俺はセリカさんを信じてるよ!」
せりかにはグリーンカードは出されていませんが、ムッタの勝手な妄想で、二人は何故か握手を交わすのでした。
35話|ねじれ者
ある日、真壁の家に胡散臭い宗教団体が営業にやってきます。
入会すると隕石で作ったネックレスをプレゼントするとかなんとか胡散臭い相手ですが真壁は興味がある風を装い自分の宇宙知識を使い逆に相手を追いつめるのでした。
”俺はひねくれ者を通り越してねじれ者だな”
自分だって宇宙の事を知ってるようで、何も知らないくせに。
それが彼の原動力でもあった。ネットで調べても載ってないようなことは、自分で経験するしかない。
彼が宇宙へ行く理由は、それと同じなのだとか。
ムッタの班では食糧難を乗り越えるために、交代で一人食事を抜き乗り切るようにしたようで、それと合わせてグリーンカードを思われる事件も多発します。
そしてついにムッタにも指令が来たのでした。
”唐突に叫び声をあげ外のメンバーを驚かせなさい”
ムッタの指令だけ、犯人が丸わかりの酷い内容でした。
「ポウ!」「ほわちゃー!」
その日から最終日までムッタの奇声は続くのでした。
36話|かぺ!けんじ!
真壁のグループでは今まで付けていたメンバーの点数データ消去されてしまいました。
それに反発した真壁は「なら辞退してくださいよ」なんて言われてしまい”本当に辞退してやろうか!”と思うほどにストレスが溜まっています。
ですがふと娘の口癖を思い出します。
自分が外出する時決まって「かぺー」と言うのです。
いつからその言葉を話すようになったのだろうと考えると、それは初めてのトイレでのことでした。
妻が娘を「がーんばれ!がーんばれ!」と応援いしていたのですがそれをマネして「かーぺ!かーぺ」と言っていたのを思い出します。
かぺ、それは頑張れという意味だったのです。
それに気付いた真壁はくだらないことは考えずに「かぺる!」ことを決めるのでした。
37話|さらば前の日!
吹っ切れた真壁のお陰で、グループは良い雰囲気になり始めます。
それぞれが夢の話をしたり、趣味や興味があることを話したり。
管制はその姿を見たいが為に、あえてこの班のリーダーである真壁と溝口にはグリーンカードを出さなかったのです。
二人に救いのグリーンカードが出されてからは、険悪なムードはスッカリ無くなるのでした。
ムッタも見つけた小麦粉で、うどん作りをしたり、今まで誰一人として耳を傾けてくれなかった宇宙の話で、盛り上がったり本当に充実した時間を過ごします。
しかし明日には決めなければいけません。自分たちの中から宇宙飛行士になるであろうたった二人を・・・
38話|一番酷い仕打ち
最終日の課題は特に無く、自由に一日を過ごすように言われます。
16時までに二人を選ぶように言われ、2時間前に通知されます。それまでは日課となっていた、課題を自主的にするそうです。
ムッタはグリーンカードよりなにより、これが一番ひどい仕打ちだと、ストレスを感じコロコロモードに入ります。
ランニング計算では班での最高記録を導きだすほどでした。
”この5人が5人とも宇宙にいけたら”
そんな思いを秘めたムッタが出した答えとは!?いざ最後の2時間が始まります。