クイーンズ・クオリティをWiki風にまとめてみました。
登場人物、あらすじ、用語などをご紹介します!
クイーンズ・クオリティ(通称クイクオ)は、QQスイーパー(全3巻)の続きで、最富キョウスケによる日本の少女漫画。
ベツコミフラワーコミックスで連載中。
単行本は2020年12月の時点で13巻まで発売しています。
※漫画を6冊分無料で読む方法も紹介しているので、漫画を読みたい方は下の記事を参考にしてくださいね♪
あらすじ
人の心の中にある穢れを祓う「心の掃除屋」を家業としている堀北家。
その能力を見込まれ、主人公の文は住み込みで掃除屋のお手伝いをすることになる。
人々に絶大な力を与える「女王」の力を秘めていた文は、ムシ遣いアタルの策略により覚醒の扉を開いてしまう。
そして堀北家と玄武門一族の悲願である「真の女王」を目指すことになる。
「黒」でも「真」でもない新たな白の女王に出会い契約を交わした文。
力を使うたびにその代償として封印された過去の記憶が蘇っていく。
文の覚醒により他の掃除屋も女王の力欲しさに文を狙うようになる。
そんな中、黒の女王と出会って支配する側になる資格を得た文は、新たな試験として自分の中の黒の女王を殺すことを課される。
黒の女王の悪意を殺し鈍色の女王の力を得た文。
その力で玖太郎に支えられえながら、銀のうみへびに利用され殺されかけていたアタルを無事救出。
文の自尊心だった「黒」は文と一つになり静かに消えていく。
玖太郎は女王の逑として成長するため、文は自分の生い立ちを知るため、旧白虎門の聖地へ修行に行く。
登場人物
西岡 文(にしおか ふみ)
本作の主人公。高校2年生。玉の輿に乗るのが夢。玖太郎のパートナー。
クラスメイトに憑いたムシを殴って始末したのがきっかけで掃除屋として堀北家に住み込みで働くことになった。
幼少期の記憶がなく、自分が「ふゆちゃん」であることを知らない。
密かに玖太郎に想いを寄せる。
玖太郎の命令により女王になることができる。
白虎本家筋の一つ「西嶽」であり、タカヤの姪。
堀北 玖太郎(ほりきた きゅうたろう)
高校2年生、美会員。
コミュ症なので学校ではいつも一人で掃除をしているが、掃除屋の腕は一人前。
幼い頃遊んでいたふゆちゃんが好きで、ふゆちゃん=文だと知っている。
しかし文が忘れている過去のことを絶対に思い出させてはいけないとタカヤと約束しているため、想いを伝えられない辛さといつも葛藤している。
四方 アタル(しかた あたる)
(元)ムシ遣い。憑いたムシを手足のように操りより強力な呪いで人の意識を支配する。掃除屋とは対極の仕事。
子供の頃、能力開発の実験をするための孤児院におり、そこでムシ遣いにされた。
黒い女王を覚醒させるため文を狙っていたが、銀のうみへびに利用されていた被害者。
文たちに救われ、玄武に入る。
北原 貴也(きたはら たかや)
玄武門の掃除屋の血筋、精神科医。文の叔父。
暗示術の達人。
玖太郎の父・弥太郎、母・灯子とは本当の兄弟のように仲が良かった。
10年前の白虎門の大病で、屋敷で死んでいる灯子を発見。
弥太郎に脅され玄武にはそこで2人が死んでいたと嘘を報告。
(理由は7巻で明かされる)
喜田川 紘一(きたがわ こういち)
文と玖太郎が通っている高校の理事長。
掃除屋の一員で玖太郎の義兄。
ウチガワに行く時は狼になる。
堀北 ミヤコ(ほりきた みやこ)
掃除屋玄武門の先代当主。
時に優しく時に厳しく文を見守り助言する。
ウチガワへ行くときはフクロウになる。
喜田川 睦(きたがわ むつみ)
玖太郎の姉で紘一の妻。紘一に溺愛されている。
酷い人見知りで初対面の人と話そうとすると緊張で顔が怖くなる。
音で掃除を行う変わった能力を持つ。
損傷した扉の修繕のため白虎門の管轄地区に長期出張してる。
銀のうみへび
アタルをムシ遣いにした本人。文を女王にしようとして「呪いの娘」と傷つけて追い詰めた黒幕。
文が記憶を失っているのも、呪いの娘と言われてきたのも銀のうみへびが文を”黒い女王”に育てるための儀式だった。文を狙っている。
・堀北 弥太郎(ほりきた やたろう)
ミヤコの娘・灯子の夫。
白虎門の大病に駆り出され夫婦で殉職したとされる。
白虎の聖地で強大な悪意となっており、玖太郎たちに襲いかかる。
西嶽 讃良(にしたけ さらら)
西家白虎宗主
ツインテール女子。
文の従姉妹。
旧白虎門の聖地を護る役目がある。
用語
骸思(ムシ)
傷ついて弱った心を狙って取り憑き、その人の意思や運命を支配しようとする強く濃く凝縮した悪意。
悪い感情の残骸、心の汚れをため込んで糧にする。
憑いたムシは人の精神を傷つけ壊してしまう。
ムシ憑き患者の行きつく先は廃人か自死。周囲にも感染する病で別格の力を持つムシを「上位体」という。
掃除屋
ムシと汚れを処理する人。
女王(クイーン)
生まれついての超レアな能力を持つ女性。
その力は非常に強力な精神支配力
自分自身にも他人にもどんな命令も強制できる。
女王の卵のほとんどは黒の女王に飲まれ大病を生んで終わるという。
文の中の女王
黒の女王
世の中に禍をもたらす悪の力を持つ。正体はずるくて弱い文を守るため悪意になった文の自尊心。文とひとつになり消える。
白の女王
希少な幻のクイーン。特殊な力を持つ。白虎門の大病の渦中、なんらかの形で関わっていたと言われている。
使うには”代償”が必要、代償はその度に解禁される過去の記憶。その記憶は文に大きなショックと苦痛を与える可能性がある。
人間の感情そのものに興味がない。
鈍色の女王
真の女王に近い存在。悪意を元の本来の感情に還元し、生かして救う。力の一部は白の女王が預かっている。
ウチガワ
人の精神の「内側」、人々の精神が構築する世界。人の心の中の深い部分。
肉体は入れない、むき出しになった精神の要素だけが入れる。
ウチガワでの傷はそのまま精神の損傷となる。
ウチガワに繋がる門は大きく4つのグループに分かれている
心間
心の中。本人の記憶や希望やトラウマを反映した形をとる。
戎具
掃除屋の武器。自分の信念を戦うための形に変えたもの。
文は棒タワシ。玖太郎は箒(ほうき)と手裏剣。
白虎門の大病
白虎の掃除屋を中心に数千人の被害者を出した大厄災。
当時の白虎宗主含む過半数の掃除屋が死滅。
生き残った者も多くが逃亡し、白虎の組織は事実上壊滅状態。
各巻ネタバレ
最新刊までのネタバレまとめです。
詳しくは各記事を読んでくださいね♪
1巻
家政婦兼、家業の見習いとして住み込みで働き始めた文。
タカヤに「女王の力」を持っていると知らされ動揺する文を、玖太郎は「絶対離れないし、目も離さない、誰にも渡さない」と宣言。
文は自分の中の女王と戦う覚悟を決める。
逑(つれあい)となった2人は、いろんな試練を一緒に乗り越えていく。
そんな中、ムシ遣い・アタルが文を狙ってきて・・・!?
2巻
文たちの学校の教師・林裕子の心間に赴き、彼女の中にいる親ムシを始末することになった文と玖太郎。
心間の中で祐子を殺しにきたアタルとはちあう。
相打ち覚悟で親ムシごと祐子を殺そうとするアタルを食い止ようと、文は白の女王の力を借りる。
祐子は助けることが出来たが、代償として文は辛い過去を断片的に思い出す。
3巻
文の中に黒のQ(クイーン)と白のQがいることが判明。
あらたな特殊なQが目覚めたことで、玄武門以外の他の各門も文を狙うように。
真っ先に手段を問わない青龍が文を攫って・・・!?
4巻
アタルの親ムシを浄化するために心間に入る文と玖太郎。
心間の中で黒幕の銀のうみへびと出会う。
うみへびにやられながらも玖太郎に助けられ、なんとかアタルの親ムシを見つけることが出来るのだが!?
5巻
黒の女王の正体に気づいた文は、悪意を元に戻し、殺すことができた。
鈍色の女王の力を手に入れた文は、アタルのつらく哀しい記憶と想いを思い出させる。
無事アタルを救出することができ、アタルは仲間に。
文の中の黒の女王は文と一つになり消えていく。
6巻
白虎の聖地へ修行に行くことになった文、玖太郎、アタル。
そしてついに文の出自が明らかに・・・!
7巻
聖地で自分と同じ姿の何者かと戦う玖太郎。
追い詰められる玖太郎、そしてその者の正体は玖太郎とよく似た者だった!
10年前の白虎門の大病に隠された秘密も明らかに!?
8巻
10年前、灯子を殺し幼い文を連れ失踪した弥太郎。
その理由が灯子の口から語られる!
真相を知った文たちは・・・!?
9巻
文か、ふゆちゃんか、どちらが消えどちらがこの世界に残るべきか?
究極の選択を迫られる文・・・!
玖太郎と文の初々しいラブ展開も満載!
白虎の里編、ついに完結です。