君が僕らを悪魔と呼んだ頃8巻無料

君が僕らを悪魔と呼んだ頃の7巻が発売されましたがここではその続きとなる78話からのネタバレを紹介しています。

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78話

いきなり訪ねてきた警官に顔面蒼白となる蒼志。

しかし訪ねてきた理由は父の事では無く悠介の事でした。

最近まで一緒に住んでいたことまで知ってるようで簡単に受け答えするとすぐに帰っていきます。

ですが警察は蒼志の態度に不信感を抱いたようです。

父の事じゃないと分かった瞬間の安堵の表情を浮かべてしまったことで何か隠している思われてしまいます。

警察が帰った後も父の遺体が気になって仕方が無い蒼志は解体現場へと向かってしまいます。

全部悠介さんのせいにされるならその前に俺が処理する。

しかしその現場には・・・!?

79話

現場に付いた途端、今日聴取に来ていた刑事に声をかけられる蒼志

一瞬、ドキっとするのですが現場にはすでに遺体はありませんでした。

刑事には明らかに怪しまれていますが何とか言いつくろいその場を去ります。

急ぎ足で家に帰ろうとする蒼志にしつこくついてくる刑事。

すると遠くから緑の下げ日声が聞こえます。

「ヤメテェ!!」

それを聞いた蒼志が駆け寄ると、自分に付き纏っていた刑事の部下が悠介に殴り掛かっていました。

柴崎というその刑事は憤慨した様子で上司が間に入ることでやっと落ち着いたようです。

「警部、やっと理解できましたよ。何故あいつにこだわるのか。」

悠介宅を張っていた柴崎は任意で話を聞こうとしたそうなのですがダム事件の話をするとまるであざ笑うかのようにこう言います。

「それが真相?もっとよく調べろよ。そんなだからいつまでも俺のこと捕まえれねぇんだよ。無能が」

80話

それから3日。

いつものように仕事に精を出す蒼志の元へ女記者の恩田が来ます。

理由は組んでいた蒼志の父と連絡が取れなくなったからでした。

話の流れで恩田が悠介に執着するのは自分も当事者の一人だと言うことを知ります。

後日、改めて詳しく話すと言って恩田はその場を去ります。

その翌日、懲りずにまたあの刑事たちが蒼志の元を訪ねてきました。

「実は今日は君に用があるんだ。昨晩、君の義父がバラバラ状態で見つかった。」

81話

任意聴取を求められた蒼紫は自分が殺人犯の容疑者になっていることで焦りを感じます。

その日はあっさり解放されますが不安な気持ちが押し寄せてきます。

そこに現れたのが恩田でした。

数日前に話をしようと言ってたので約束を守りに来たようです。

「私にも君と同じように妹がいたの」

恩田は何故自分が悠介にこだわるのか?その理由を話します。

当時、酒や薬で女を食い物にする非道サークルを追っていた彼女ですが事が明るみになることを恐れたサークルメンバーに妹が拉致されてしまいます。

妹を救い出すために要求された取材データを持ち一人で助けに向かう恩田ですが駆けつけた時にはボロボロになった悠介が妹を救い出してくれていました。

「ああ。ヒーローっているんだ。」

当時の恩田はそう思います。

自然な流れで妹が悠介に惚れて二人は一緒に暮らし始めます。

最初こそ応援していた姉の恩田でしたが次第に妹は素行不良となり何度かお金を借りに来ることもありました。

溜まりかねた姉は二人がクラスアパートへと行くのですがそこには首を吊った妹の姿があり悠介はどこにもいないのでした。

その後、独自に調査を進めると妹を拉致したグループに悠介の昔の友人が何人が居たことを突き止め全ては仕組まれたことだったのだと恩田は理解します。

もう二度と妹のような被害者を出さないためにも悠介の罪をすべて暴き出すことを誓ったのでした。

「今回の事件、何かしらあの男も関わってる。なら一緒に突き止めましょうよ。果たしてそれが蒼志の信じるユースケさんなのかどうか」

82話

父親の死体が見つかって以来、蒼志は姿を消してしまいます。

アカネは直前に悠介に「父親なんて死んでしまえばいい。」そんなことを言ってしまったが為に殺したのでは?と心が壊れそうになっていました。

蒼志もまた、アカネに悠介は犯人じゃないと慰める反面、本心では何かしら事件に関与しているんじゃないかと疑いが晴れないでいました。

真相を暴くためにも記者である恩田と度々会っていた蒼志。

今日も近くの公園で待ち合わせしているのですが背後から掴みかかられ拉致される恩田。

果たして犯人は!?

83話

目隠しをされ両手両足を椅子に縛り付けられる恩田。

彼女はその相手が悠介だと思い強気に出ます。

「ついに本性を現したわね!!斉藤悠介!!」

しかし相手の声はボイスチェンジャーで変えられていて誰なのかわかりません。

恐怖が恩田を支配し隙をついて逃げ出そうとするもそれも叶わず。

彼女は何もない部屋に悲鳴を響かせるのでした・・・

84話

逃げようとしたオシオキだと言い犯人は何度も何度も彼女の腹部に火のついたタバコを押し付けます。

「焼け跡で牛柄を作ってあげる。」楽しそうに話しながら拷問は続きます。

「許してお願い。もう付きまとわないから。お願いですから!!」

必至にそう訴えると犯人は以外な話をします。

「これであの子のこと少しは分かった?夏樹ちゃんのせいで死んだ妹、小春ちゃんのこと」

恩田が犯罪組織を暴こうとしなければ、妹が怖い目に合うことは無かった。

そしてその時に負った傷も犯罪を明るみにしたいという姉の想いで世間に知れ渡ってしまい結局はそれが妹を追いつめていた。

犯人はそう言って詰め寄ります。

「もう取り返しつかないとーても悪いことしたんだからちゃんと謝らないとね?」

「ゴメンなさい、ゴメンなさい、ゴメンなさい・・・」

彼女は何度も謝り続けるのでした。

85話

「はーいごはんだよ」

恩田はまるで犬のような扱いを受け続けていました。

既に1週間が経っておりその目に当時の闘志はありません。

ですがそれも今日まで、犯人の気まぐれで解放されます。

犯人は蒼志に連絡を入れたのか、一人公園で座り放心する恩田の元へとやってきます。

「どうして蒼志君が?あー私やっと許して貰えたんだ。」

蒼志からするとそこにいた恩田はまるで別人のように弱っていました。

「逃げなさい!今すぐあの悪魔の手の届かない所へ!!」

しかし家に帰ると悠介の姿が・・・

「すんません。今日はちょっと帰ってもらっていいですか」

作り笑いすらできそうに無い蒼志は悠介にそう言うのでした。

86話

蒼志の態度に怒る事も無く悠介はすぐに部屋から出て行きます。

モヤモヤを抑えきれない蒼志は悠介を追いかけ真相を問い詰めようとしますが水を差す様に刑事がやってきます。

義父の死体には蒼紫の働く現場のコンクリート片が付いていたとのことで疑いが深まり、運悪くその夜ナイフを手に歩いている蒼紫の姿が防犯カメラに写っていたのです。

警察署へ連れて行かれそうになる蒼志でしたが一部始終を聞いていた悠介が逮捕状が無いなら帰れ。と間に入り何とか任意同行を免れます。

堂々と振る舞っていたように見えた悠介ですが心の中では同様していました。

「なんでだ!?なんでいつも!!」

「俺と関わった人達はみんな追いつめられていく・・・!!」

「千恵さんも、大さんも・・・小春だって・・・」

87話

88話

9巻へ続く

感想

この記事のネタバレは随時更新します。

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