1話ネタバレあらすじ
「草太（そうた）うちのクラスで誰が一番可愛いと思う？」そんな他愛も無い会話をする草太と武安
親友の武安に自分が好きなクラスメイト「桜井美保」の名前を出され思わずドキッとしてしまう。
武安君はかなりのプレイボーイで好きならちゃっちゃっと告れば？といわれてしまう。
今は学校の昼食の時間
小食の草太はいつも食べ残してしまい、学食のおばちゃんに説教を喰らっていた
しかし今日は、桜井さんがおばちゃんに捕まり説教を喰らっている。
その隙に草太は残飯を捨てるがそれを桜井に見られていておばちゃんに告げ口されてしまう。
しかし二人はおばちゃんが他の生徒と話している内に一緒に走って逃げていくのだった。
「はい！」桜井が草太にコーヒーを買って渡す
さっきおばちゃんに告げ口したお詫びなのだそうだが、桜井に好意を抱いている草太は嫌な気分じゃ無かった。
「なんてことだ！こんなに近くで桜井さんと喋れるとは」心のなかで今がチャンスだと思った草太
そして意を決して「桜井さん！！」
「すっすきだ」
「ブラックよりカプチーノの方が・・・」
と見事に告白は失敗に終わるのだった。
教室に戻り自暴自棄に陥る草太
教室ではすでに授業が始まろうとしていたがこのクラスはいつも煩く今も全く授業が出来る状態ではなかった。
そんな時、校庭の方からサイレンが聞こえる！？
現れたのは黒塗りのバン
それも何台も続けて入って来た！！
丁度グランドに居た教員の一人が注意を行いに車に近ずくと「パシュッ」
何が起きたか分かっていない教師
ふと脇腹を触ると血が！？
中から出てきたのはマシンガンで完全武装した覆面の軍団だった・・・
2話ネタバレあらすじ
学校に入ってきた黒ずくめの集団
彼らが所持しているのはまさに銃の展示会とも言えるようなモノで武装していた。
AK―47、M-16、AUG これらの銃は軍などでも使われる高火力の武器で警察が携帯している銃が豆鉄砲と思えるほどの威力だ。
その軍団が校内に入ってくる。
「保健室はどこです？」舞踏会の仮面のようなものを身につけている一人が言った。
教師は教える他無く、その軍団は教えられた方へと歩いて行った。
「鬼灯（ほおづき）様を保健室に！」仮面は部下に次々に支持を出していく。
学園の封鎖、抵抗者への発砲許可、携帯電話の回収
それらを支持し終わった後、保健室に向かう
そこには顔の左半分と、左わき腹から大量に血を流す一人の女性が！？
保健室の教師に無理やり治療をさせていた。
「マスク・・・白菊を」鬼灯様と呼ばれている女性が仮面の男にそう言うと
その女性にそっくりなお人形を差し出した。
そうしている内にいかにも軍人上がりと思われる男が一人入ってきた。
彼の名は金石
彼の話によると鬼灯はこの軍団のグループで学校にはバラバラに逃げていた仲間を集結させ籠城したそうだ。
この仮面を付けている奴は、このグループのサブリーダーのような存在らしく、マスクと呼ばれている。
一通りの会話を済ませマスクは放送室へと向かった。
そして学校内の全員に状況を説明する。
「我々はテロリストです。」
学校は封鎖されたので全員教室に入るように
支持に従うなら身の安全は保障するが、抵抗するものは容赦なく射殺する！という内容だった。
そして、逃げ出した者が居た場合は一人に付き5人殺すと連帯責任まで押し付けお互いがお互いを監視するような状況を突き付けられるのだった・・・
3話あらすじ
「草太ロッカー借りるぞ！」
クラスメイトの大地に声をかけられる。
どうやら教室に居ない武安と赤澤の鞄を隠すようだ。
しかしテロリストに知られたら何をされるかわかったもんじゃない！
放送があったのに戻らないのはあいつら自身のせいだと反対する者も居た。
しかし、友達の危機を知っているのにほっておいたらテロリストとおなじになってしまう。
草太も協力し結局二人の鞄を隠すことにするのだった。
そんなときにクラス一の問題児（ヤンキー）の近田が入ってきた。
普段は全く学校に来ない癖に運悪く今日は登校してきたようだった。
入るなり武安と因縁があるのか、「今日こそ決着つけてやる！」と喚き散らす
クラスメイトの一人が仲裁に入り何とかその場を治めるのだった・・・
そうこうしている内にテロリストの二人（男女）が入ってきた。
彼らはまだ下っ端のようで面倒な携帯回収係をやらされていた。
席が二つあいていることを指摘されるが欠席ということで何とか押しきれた！
さっそく携帯を回収し始めるがその騒ぎにいら立ったのかヤンキーの近田がテロリストの女に掴みかかった。
それを見てもう一人の男が動転し手に持っていた銃を乱射する
「ダダダダダ！」教室を横断するように放たれたマシンガン
とっさに皆身を伏せる！
しかしボートしていた草太を守ろうと飛び込んだ大地が倒れ込んだ！？
肩からは大量の血が流れ出る！
騒ぎを聞きつけテロリストの幹部、金石が教室に入ってくる。
病院に連れて行かせてと頼み込み草太
金石はある条件を突き付けるのだった・・・
4話ネタバレあらすじ
草太達の教室へはいってきた金石、「俺にちゃんと強力すればそれなりの見返りをやろう！」と言い出した。
金石が求めてきたのはまずハル（女テロリスト）に盾ついてきたヤツはどいつだ？
という質問だった。
クラスメイト達は声こそ出さないが近田の方をチラチラと見る。
それにしびれを切らした近田が「何見てんだ！」とまた騒ぎ出した。
すると金石が続けて「そもそもこうなったのはだれの責任だ？」と唱え始める
自分たちは従順な者には寛容だが逆らう奴にはとことん厳しい！
反乱したお前たちは今後は逆らわないという気持ちを行動で示す必要がある！
と話す。
近田の行動は個人的なモノでクラスの総意ではないと示すことが出来たらそれなりに納得出来るなーと言った瞬間
クラスの男子達が立ちあがり始める。
初めに殴りかかったのは草太だった！
自分の友人の状況を考えたらいくら温厚な草太でも行動せざるを得ないのだろうしかし体格も小さい草太は近田に反撃され倒れ込んでしまう。
何とか執念で足を掴むがそれが限界だった・・・
その時「ゴツン！」
女子の一人が近田めがけて机を振りかぶった！
しかし力が弱く殆どダメージは無く反撃されそうになるが草太が足首に噛みつき阻止する！！
そして体格に自身があるボビーが強烈なパンチをヒットさせ近田は意識を失った・・・
「ブラボーブラボー！」その様子を遠巻きに見ていたテロリストの金石は手を叩きながら喜んでいた！
そしてこれからも反抗するヤツが出てきたら今みたいにするんだぞ
と言って教室を出ていこうとする。
それを草太が呼び止める！！
「約束したじゃないか！」
しかし金石は「そんな覚えは無い」と冷たく言い捨てその場を後にするのだった・・・
5話ネタバレあらすじ
保健室に鬼灯様の様子を見に来たマスク
どうやら今は鎮静剤が聞いてきたらしく少し状態は落ち着いていた・・・
しかし、回復したとは言えず学校の設備ではこれ以上の治療は望めそうも無くいよいよ覚悟を決める必要がありそうだった。
そんな時、目覚めた鬼灯が「あれを使って、」とマスクに言う
マスクはそばにいたケイにすぐさま”あれ”を持ってくるよう指示を出すのだった。
運ばれてきたのは厳重なケースに入った薬品のようなもの
「何が起こるかわからないから覚悟して」そう言ってその薬品を鬼灯に注射した。
この学校の保険の先生として鬼灯を治療していた教師はふと思う
テロリスト達のリーダーといわれる鬼灯を殺すチャンスはいくらでもあった・・・
もちろん何かあれば生徒全員を殺すとは脅されていたが自分が取った行動は本当に正解だったのだろうか・・・
そんなことを考えながら保健室の机で一息ついていた。
さっきまで眠って居たはずの鬼灯が自分の直ぐ後ろで立ちあがってることも知らずに・・・
職員室ではテロリスト達が作戦会議を行っていた。
「この学校は相当の広さで全てをカバーすることは難しい」
しかし出入り口は3か所だけなので大多数を占める生徒達を蹂躙すれば立てこもるのはそれほど難しいことではなかった。
警察との交渉も上手く運び、食糧などが支給される手はずとなっている。
そして人質の生徒達も廊下やトイレは出入り自由にするとのことだった
見せしめとして騒ぎを起こしたクラスはそれらを禁止し生徒達を蹂躙する計画だ。
そんな時、テロリストの一人があわてて保健室に！？「鬼灯様が！！」
丁度そのころ保健室では上半身をあらわにし、傷が完全に治った鬼灯が保健室の先生を食い漁っているのだった・・・
6話ネタバレあらすじ
草太達の教室では必死に大地の応急処置を行っていた！！
小学校からレスキュー隊になるのが夢だったという田澤が何とか処置を行う。
処置に使う生理用ナプキンを持ってないかと尋ねるが水沢あゆみは黙っていた・・・
しかしクラスのキモオタク野口に「今、生理だろ」と言い当てられ止血にあゆみのナプキンを使い何とか処置をすることが出来た。
自分が生理だと言うことをクラスメイト全員の前でばらされ怒りと恥ずかしさがこみ上げてくるあゆみ
ふと野口の方を見ると何やら床に這いつくばって液体を吹いている
それはテロリスト達が教室で銃を乱射したときに愛子が漏らしたおしっこだった・・・
あゆみの強烈なビンタが炸裂し「今すぐ捨ててこい！」と言われるが野口はまったく悪びれる素振りを見せずあゆみがもう一度ぶとうとした瞬間
「おい！おめーら！」とさっきまで気を失っていた近田が立ちあがり叫んでいた。
「全員撃たれて死ね！」と捨て台詞を吐きそのまま教室を出て行ってしまうのだった・・・
保健室ではマスクが丁度到着した時だった。
しかしすでに鬼灯の姿は無く無残な死体だけがその場に残っていた
そのことはグループ内でも公にしないようにする為、死体の処理はその場に居たテロリスト二人と隔離しているクラスの生徒を利用することになるのだった
そのころ教室では大地が意識を取り戻し何とか喋れるように
しかしテロリストの命令で今日の日直だった草太と野口が連れて行かれてしまう。
草太が出て行ったあと寄り添っていた桜井に、大地は「自分が死んだら草太のそばで支えてやってくれ」と頼む
そしてゆっくりと目を閉じるのだった・・・
テロリストの命令で死体を運ぶ野口と草太
運び終わり、同行していたテロリスト金石に大地を助けてくれるように必死に頼み込む
しかし出された条件は指一本食いちぎってみろという非情なものだった
「ガブッ！」ためらいもせず自分の指に噛みつく草太
血は流れるものの中々噛みちぎることは出来ない
そんな時！炎に包まれて死んでいるはずの先生が立ちあがった！？
「タタタタタ」その化け物に向かって即座に発砲する金石
銃声を聞いたマスクから無線が入る！！
そしてまた「タァン！」と別の方向から銃声が！？
その方向では校庭で頭から血を流す近田が倒れているのだった・・・
7話ネタバレあらすじ
教室に連れ戻された草太と野口
ヤンキーの近田が脱走を図ったため金石から制裁を受けるためだった。
どうやら近田が初めの脱走者だったらしく、今回は日直の二人が死ねばチャラにしてやると提案された。
「いやだ！死にたくない！」
友人の為に指を噛み千切ろうとした草太だったが自分の死を目の前にするとそう叫ばずには居られなかった・・・
そんな偽善者ぶりをバカにしながら金石が銃を突きつけ引き金を引こうとした瞬間！！
「やめなさい！」そこに現れたのは鬼灯だった！？
そして罰を受けるときは公平にしないとね♪ と言い生徒達を席に座らせる。
席に戻る時に大地の顔に布が置かれていることに気がつく草太
今は駆け寄る事すら出来ない・・・
鬼灯が出した条件は全員が罰を受けるべきであろう人物の名前を投票することだった。
もちろん無記名で出せばさらに罰を受けるものを増やすと脅され
生徒達は誰かの名前を書き入れる他無かった・・・
そして圧倒的多数で選ばれたのは「野口」だった。
泣きながら、クラスメイトを罵倒する野口、しかし鬼灯は「君の罰は処刑される1名を選ぶことだ」と言い始めた
「それいいっすね♪」野口は一瞬にしてクラスの支配者となるのだった。
そして狙いは先ほど生理の件で揉めた水沢あさみへと向けられる。
自分の置かれている状況を分かっているはずなのに未だに犯行的な態度をとるあさみ
野口はあさみに椅子の上に立てと命令する！！
鬼灯もその行動を面白がって「野口に逆らう奴は全員射殺しろ」と部下に命じ逆らえるものは居なくなってしまうのだった・・・
席に立たされ、目をつぶらされるあさみ
自分がクズ呼ばわりされてた奴の言いなりになり屈辱を受ける
そして野口は自分がなぜ生理周期が分かるか説明し始めた！
自分は人一倍、嗅覚が鋭い
君の使ってるシャンプーや香水
肌を流れる汗のにおい、そして生臭いアソコの匂いまでまるで目の前で嗅いでるかのように感じることが出来ると説明する
あさみは全身を野口に嗅ぎ回されているかのような感覚を感じ思わずしゃがみ込んでしまうのだった・・・
その後もあさみに散々嫌がらせをし、そして遂にその時が来る
どうせなら自分で殺したい
そう願い出て、いつの間にか教室に来ていたマスクからナイフを受け取る野口
クラスメイトを一人一人眺めていく・・・
そして野口が振り下ろしたナイフはあの人に深々と突き刺さるのだった・・・
8話ネタバレあらすじ
「高倉愛子」「上川飛鳥」「村上葵」順番にクラスメイト名前を言いながら教室内を歩いてく野口
そしてそれは草太の元に来た時に終わる「野村草太」・・・「ドカッ！」
深々と突き刺さるナイフその先にはすでに息絶えている大地の姿があった
「こいつもクラスメイトに間違いない！」テロリストにそう訴える野口
大地の死がまだ受け入れられない草太は意識が朦朧とするかな野口からナイフを奪いそのまま鬼灯に切りかかる！！
しかしすぐさまマスクに取り押さえられそのまま刺し殺そうされそうになった瞬間「そこまで！」
と鬼灯が一括し別室で二人で話をしようと連れて行かれるのだった・・・
教室ではすでにテロリスト達は撤収しており、閉鎖されてる中でも用が足せるように簡易トイレを作っていた。
草太もすでに鬼灯との話を済ませ、教室に戻っている。
大地のそばで落ち込む草太に桜井が寄り添う・・・
すると男子達が数人で草太の元にやってきた
「あの女と何を話した！？」何も答えよとしない草太にしびれを切らし男子の一人が掴みかかる
草太から出た言葉は信じられないものだった。
「生き返らせる・・・大地を生き返らせると約束したんだ！」
クラスメイト達はなにバカなこと言ってんだ！と全く信じ無かったがある一人野口だけは本当の事が分かっていた。
そして考え着いた行動「今すぐ捨てろ！」
野口は保健の先生が炎の中から生き返ったあの出来事が大地にも起こると直感したのだ！
「早く捨てるんだ」そう討論している内に
「ぬっ」っと大地が起き上がる
言った通りだろ！大地は生き返るって！
草太は歓喜し立ち上がった大地の元に駆け寄る。
しかし「ガブ！」大地は草太の首の肉を食いちぎる！
意識が薄れゆく中で見た大地は人とは思えない狂気で満ち溢れていた・・・
9話ネタバレあらすじ
グールと化した大地、教室は一瞬で混乱の渦となった！
騒ぎを聞きつけたテロリストのひとりが教室に戻り大地にマシンガンを撃ち何とかその場は収まるのだった。
気を失った草太、目を覚ますとそこには桜井の姿があった。
どうやら一晩中眠っていたらしく、気がつくと大地の姿は無かった・・・
そして首にも違和感を感じる！
大地に食いちぎられたはずのキズがきれいさっぱり無くなっていたのだ！
「ゾンビそのものだったよ」と野口が嘆く
そして噛みつかれた草太もいずれああなると言い出した
桜井がふざけるな！と反論するが当の本人は「なにか食べるものない？」とそんな話よりも食欲の方が勝っているらしく余っていたお菓子にがっつく
しかし、空腹感はまったく満たれなかった。
そして頭の中に流れてくるのは鬼灯の言葉
「血への渇き」
自分が欲しているものはいずれ自然と分かる
そう言われ草太はふと自分が怖くなりそばに居た桜井を突き飛ばしてしまう！
そんなに強くしたつもりはないが２ｍ以上吹っ飛ぶ桜井
運よくクラスメイトが受け止め大事にはいたらなかったが草太は訳が分からず教室を飛び出す。
草太の何とも言えない様子に桜井もあわてて後を追いかけていく
そしてまた頭の中にメッセージが流れ込んできた！
「渇きがどうしようもないなら私が助けてあげる」
逃げるように屋上に向かう草太
丁度その時、桜井も追い付く
呼吸はドンドンと激しくなり、そばに居た桜井を押し倒す！
「ごめん・・・もうダメだ」
そのまま桜井にかぶりつこうとした瞬間
「ダン！」なぜかテロリスト達の服を着た武安が草太に体当たりするのだった！！
